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海外テニス

全仏オープン1回戦から日本人対決となった内島萌夏と日比野菜緒、戦いを前に心境を明かす<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.05.26

全仏オープンの1回戦でぶつかることになった内島萌夏(左)と日比野菜緒(右)が、今季これまでの状況や日本人対決について語った。写真提供:WOWOW

全仏オープンの1回戦でぶつかることになった内島萌夏(左)と日比野菜緒(右)が、今季これまでの状況や日本人対決について語った。写真提供:WOWOW

 テニスの四大大会「全仏オープン」(5月25日~6月8日/フランス・パリ/クレーコート)が開幕した。日本からは大坂なおみ、内島萌夏、日比野菜緒、西岡良仁の4選手がシングルス本戦に出場。大会2日目の5月26日(月)には大坂と西岡が、27日(火)には内島と日比野の試合が予定されている。

 連日現地から生中継する『WOWOW』では、戦いを前にした日本選手たちにインタビューを行なった。ここでは初戦から日本人対決となった内島と日比野の声を紹介しよう。

―――◆―――◆―――

【内島萌夏インタビュー】
Q:全仏は2年連続出場となりますが、今の心境は?

内島:全仏に戻ってこられてうれしいです。初めてグランドスラム本戦進出を決めたのが昨年の全仏なので、良い思い出がありますし、ここでまた戦えることをうれしく思います。

Q:昨年の全仏で得た手応えはどういったものですか?

内島:予選3試合という厳しい戦いを勝ち抜けたことが自信になりました。本戦1回戦ではグランドスラム初勝利を挙げ、2回戦でサバレンカ選手とセンターコートで試合ができたのが本当にうれしかったです。私はクレーコート(中心)で育ってきたわけではないので、毎年、自分のプレーがどうやったら、クレーコートと噛み合うのか、というのを探りながらやってきました。昨年の全仏で自分のプレーとクレーコートは相性が良い、という手応えをつかめたことが収穫でした。

Q:今シーズンについてはここまで どのように感じていますか?

内島:(ランキングが上がり)今年からグランドスラムやマスターズといった大きい大会に(本戦から)出場できる環境になりました。初めのうちは1回戦は突破できるけれど、2回戦の壁がありました。(4月のWTA1000)マドリードでのベスト8進出で、その壁を越えられたので、ちょっとずつではあるんですけど成長を感じています。

Q:壁を越えられた要因は?

内島:これまで自分の目標が、大会のセカンドウィークに残ることだったのですが、それを意識しすぎていた部分がありました。マドリードでは今できる自分のベストのプレーを出すことに集中しました。それが結果につながったと思います。ジャバー選手、ペグラ選手と世界のトップ選手に勝つことができたので、自分のベストプレーが出せればそういった選手にも勝てるという自信にして次も頑張りたいです。

Q:今大会の目標は?

内島:もちろんセカンドウィークに残りたいですが、あまり先のこと考えずにまずは1回戦、日比野選手と試合でお互いのベストが出せれば良いなと思います。皆さん、応援よろしくお願いします。
 
【日比野菜緒インタビュー】

Q:1回戦の対戦相手が内島選手と聞いた時の気持ちを教えてください

日比野:正直に言えば唯一入りたくなかった(組み合わせの)場所でした。数少ない日本人選手がいきなり対決するというのは避けたいところなので。でも入りたくないな、と思っているところに入るものですね(笑)。

Q:内島選手との試合はどのような試合展開になると思いますか。主導権を握るには?

日比野:間違いなくタフな試合になると思いますが、フォアのスピンのかかったボールを有効的に使って、相手を走らせてチャンスを作る形が理想です。長い試合になればなるほど体力に自信があるので。できるだけしぶとさを出して、長丁場の戦いに持ち込めればいいかなと思っています。

Q:今大会への意気込みをお願いします。

日比野:3月からずっとクレーコートでプレーしていて、ようやくクレーでの戦い方がわかってきました。今はすごくクレーでのプレーを楽しんでいるので、一つでも多く勝って、もっともっとクレーで戦うことに自信をつけていきたいなと思っています。

インタビュー提供●WOWOW
構成●スマッシュ編集部

【画像】内島萌夏ほか、2024年の全仏オープンで奮闘した女子選手たち

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