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海外テニス

ジョコビッチと離れたマリーが自身の今後を語る。コーチ業で「多くのことを学んだ」が「しばらくはやらないと思う」<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.06.11

全仏でのナダルの記念式典で顔を合わせたジョコビッチ(左)とマリー(右)。コーチとして多くを学んだとマリーは語る。(C)Getty Images

全仏でのナダルの記念式典で顔を合わせたジョコビッチ(左)とマリー(右)。コーチとして多くを学んだとマリーは語る。(C)Getty Images

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク5位)のチームを離れたアンディ・マリー氏(イギリス)が、約6カ月間のコーチ経験を振り返った。短期間ながら「素晴らしい機会だった」と述べ、多くの学びを得たと明かしている。

 ビッグ4の一角として一時代を築いた元王者2人の共闘が始まったのは、昨年11月のことだった。夏のパリ五輪をもって引退していたマリーは、ジョコビッチからの思いがけないオファーを受け入れる。プレシーズンのトレーニングから合流すると、初陣となった「全豪オープン」では、準々決勝でカルロス・アルカラス(スペイン/同2位)を下し、準決勝に進出(負傷による途中棄権)した。

 だが、その後は「カタール・オープン」(マリーは同行せず)と「BNPパリバ・オープン」で連続初戦敗退。「マイアミ・オープン」では準優勝を果たしたが、クレーシーズンに入ると「モンテカルロ・マスターズ」(マリーは同行せず)と「マドリード・オープン」でも再び初戦敗退に終わっていた。

 大きな成果をつかむには至らず、2人は5月にパートナーシップを解消。しかし、マリーは『BBC Sport』のインタビューに応じ、多くのことを学んだと語った。
 
「引退した直後にコーチを始めるつもりはなかったが、これは非常にユニークな機会だった。史上最高のアスリートの1人から学ぶチャンスだった。チームワークについても多くのことを学んだ」

 選手からコーチへと立場を変え、現場で密な関わりを持ったことで、マリーは新たな視点を得たようだ。

「個人アスリートは周囲にチームがいるが、中心となるのは自分だ。一方、個人をコーチする場合はフィジオセラピストやフィジカルトレーナー、エージェントなどと協力し、選手にメッセージを伝える方法や、彼らのモチベーションの源泉を理解する必要がある。これは私が学んだことで、将来また同じことをしたいのであれば、取り組むべき点だと思う」

 マリーと袂を分かったジョコビッチは、前哨戦の「ジュネーブ・オープン」で今季初優勝を果たすと、「全仏オープン」では準決勝に進出した。

 38歳のマリーは今後ついて、「(コーチを)将来的には考えているが、しばらくはやることはないと思う」としている。貴重な6カ月の経験がテニス界に還元される日が楽しみだ。

構成●スマッシュ編集部

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