男子テニスツアーのATP250シリーズ「レクサス・イーストボーン・オープン」(6月22日~28日/イギリス・イーストボーン/芝コート)は大会最終日の現地28日にシングルス決勝を実施。第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/世界ランキング5位)が元33位のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/現149位)を7-5、6-1で下し、同大会最多記録を更新する4度目の優勝を飾った。
昨年まで「ロスシー国際」として開催されていた同トーナメント。今年からトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」が冠スポンサーとなったことに伴い、「レクサス・イーストボーン・オープン」に名称が変更された。
27歳のフリッツは前身の「ロスシー国際」からイーストボーンを自身のホームグラウンドのように支配しており、2019年と22年、24年に優勝を経験。今大会も初戦の2回戦(上位4シードは1回戦免除)から3試合連続でフルセットマッチを制して決勝に進出すると、同胞のブルックスビーとの決勝では先にブレークされながらも逆転で第1セットを奪い、第2セットでは一気に主導権を握って1時間28分で大会連覇を果たした。
これで今季の芝シーズンは先々週の「ボス・オープン」(6月9日~15日/ドイツ・シュツットガルト/ATP250)に続いて2勝目。芝コートでは通算5度目のタイトル獲得となり、これは現役選手ではノバク・ジョコビッチ(セルビア/元1位/現6位)の8勝に次いで史上2番目に多い数字だ。
節目のツアー10勝目をゲットしたフリッツは、今大会を含めイーストボーンで通算17勝2敗と抜群の相性を誇っていることを踏まえ、決勝後のインタビューで次のように喜びを語っている。
「なぜだかはっきりとはわからないけど、ここ(イーストボーン)に来るといつも素晴らしいプレーができる気がする。毎回いい週になるし、自分にとって特別な場所だ。ツアー初優勝もここだったからね」
一方、今大会予選決勝で敗れていたブルックスビーは、ラッキールーザー(欠場者の発生により予選敗者が本戦に繰り上がる措置)として本戦入りし、イーストボーン史上初となる同制度からの決勝進出を果たした。惜しくも今年4月の「フェイズ・サロフィム・全米男子クレーコート選手権」(クレー/ATP250)に続くツアー2勝目はならなかったが、今回の準優勝により、世界ランキングは149位から101位にジャンプアップすることが決まった。
文●中村光佑
【動画】フリッツがブルックスビーを破って優勝を決めたイーストボーン決勝ハイライト
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これで今季の芝シーズンは先々週の「ボス・オープン」(6月9日~15日/ドイツ・シュツットガルト/ATP250)に続いて2勝目。芝コートでは通算5度目のタイトル獲得となり、これは現役選手ではノバク・ジョコビッチ(セルビア/元1位/現6位)の8勝に次いで史上2番目に多い数字だ。
節目のツアー10勝目をゲットしたフリッツは、今大会を含めイーストボーンで通算17勝2敗と抜群の相性を誇っていることを踏まえ、決勝後のインタビューで次のように喜びを語っている。
「なぜだかはっきりとはわからないけど、ここ(イーストボーン)に来るといつも素晴らしいプレーができる気がする。毎回いい週になるし、自分にとって特別な場所だ。ツアー初優勝もここだったからね」
一方、今大会予選決勝で敗れていたブルックスビーは、ラッキールーザー(欠場者の発生により予選敗者が本戦に繰り上がる措置)として本戦入りし、イーストボーン史上初となる同制度からの決勝進出を果たした。惜しくも今年4月の「フェイズ・サロフィム・全米男子クレーコート選手権」(クレー/ATP250)に続くツアー2勝目はならなかったが、今回の準優勝により、世界ランキングは149位から101位にジャンプアップすることが決まった。
文●中村光佑
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