でも最近ではむしろ、テニスシーンだけに特化しないデザインや機能性をイメージしたものが多くなっています。基本的にテニスブランドから発売されるものを「テニストート」と呼んでいるのが現状です。
テニスを競技としてプレーする学生や草トープレーヤーは、大容量のラケットバッグを好んで使いますが、主婦層や仕事帰りにスクールに通う方は、ラケットバッグなどは持たず、トートバッグを愛用されるケースが多いようです。「日常生活とテニスと共用できること」がトートバッグの魅力です。
何と言っても、荷物の出し入れのしやすさ。ちょっとした買い物も、一緒に収納できちゃうこと。普段使いとしてオールマイティなトートバッグですが、テニスブランドが作るトートの特徴は「ラケット収納パートが備わっていること」ですね。
テニスショップに並ぶテニストートバッグにも色んなタイプがあります。まず最もシンプルでトートバッグのルーツに近いのが、キャンバス製のシンプルトートです。入れる物を選ばず、何でも入るカジュアルなバッグです。
そしてテニスブランドが発売するテニス用バッグに必須と言われるのが「シューズ収納パート」で、ラケットバッグにもデイパックにも装備されています。でもテニストートは、シンプルな構造を自由に使ってほしいという意味で、シューズ収納は考慮しないという傾向にあります。ただ、テニスシーンを強く意識した大型トートには、シューズ収納機能付きのものもあり、選択肢が広がってバッグ選びを楽しくしてくれますね。
それからテニス用トートバッグでは「ラケット収納パート」が、大きなメインパートとは別に設けられているケースが多いです。ラケットは大切に丁寧にという意識ですね。
テニストートの素材にはポリエステル製生地が多く選ばれます。ポリエステルは、丈夫さと軽量さを併せ持った素材ですが、さらに頑丈な素材が使われていたり、日常シーンでのおしゃれ使用を意識して高級素材を使い、バッグ内部も贅沢な造りになっているものもあります。当然、それなりにお値段が張ります。最近では、「どう見てもファッションブランドのバッグだよね」という感覚のバッグも現れ、テニス用トートのイメージもかなり広がりを見せるようになりました。
また逆に、ラケットを横位置でグリップまで完全格納できる「横長トート」は、テニスコーチの間で人気が高いですね。職業コーチって「ラケットをあまり人に見せたくない」という方が多いんです。
テニスショップではどうしてもラケットバッグやデイパック型の品揃えが多いですが、カジュアルスタイルで移動したい方は、ネットなどを活用して情報を集め、マイベストトートを選んでください。
文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2024年3月号より抜粋・再編集
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何と言っても、荷物の出し入れのしやすさ。ちょっとした買い物も、一緒に収納できちゃうこと。普段使いとしてオールマイティなトートバッグですが、テニスブランドが作るトートの特徴は「ラケット収納パートが備わっていること」ですね。
テニスショップに並ぶテニストートバッグにも色んなタイプがあります。まず最もシンプルでトートバッグのルーツに近いのが、キャンバス製のシンプルトートです。入れる物を選ばず、何でも入るカジュアルなバッグです。
そしてテニスブランドが発売するテニス用バッグに必須と言われるのが「シューズ収納パート」で、ラケットバッグにもデイパックにも装備されています。でもテニストートは、シンプルな構造を自由に使ってほしいという意味で、シューズ収納は考慮しないという傾向にあります。ただ、テニスシーンを強く意識した大型トートには、シューズ収納機能付きのものもあり、選択肢が広がってバッグ選びを楽しくしてくれますね。
それからテニス用トートバッグでは「ラケット収納パート」が、大きなメインパートとは別に設けられているケースが多いです。ラケットは大切に丁寧にという意識ですね。
テニストートの素材にはポリエステル製生地が多く選ばれます。ポリエステルは、丈夫さと軽量さを併せ持った素材ですが、さらに頑丈な素材が使われていたり、日常シーンでのおしゃれ使用を意識して高級素材を使い、バッグ内部も贅沢な造りになっているものもあります。当然、それなりにお値段が張ります。最近では、「どう見てもファッションブランドのバッグだよね」という感覚のバッグも現れ、テニス用トートのイメージもかなり広がりを見せるようになりました。
また逆に、ラケットを横位置でグリップまで完全格納できる「横長トート」は、テニスコーチの間で人気が高いですね。職業コーチって「ラケットをあまり人に見せたくない」という方が多いんです。
テニスショップではどうしてもラケットバッグやデイパック型の品揃えが多いですが、カジュアルスタイルで移動したい方は、ネットなどを活用して情報を集め、マイベストトートを選んでください。
文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2024年3月号より抜粋・再編集
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