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海外テニス

「めげずにやり切れた」望月慎太郎、苦手な全米OPで本戦初出場! 柴原瑛菜は“大好きな舞台”で2年連続切符獲得<SMASH>

内田暁

2025.08.24

予選決勝の柴原は、持ち味のサービスとフォアに加え、練習の成果が出たバックからの展開も光った(※写真は昨年の全米オープン)。(C)Getty Images

予選決勝の柴原は、持ち味のサービスとフォアに加え、練習の成果が出たバックからの展開も光った(※写真は昨年の全米オープン)。(C)Getty Images

 望月とは対照的に、柴原にとって全米オープンは、「大好き!」な大会である。

 18歳の日には、初めて“大人”としてダブルスで本戦に出場し、ジュニア部門では頂点に立った。昨年、初めてグランドスラムのシングルス本戦出場を果たしたのも、この全米。アメリカ独特の喧騒と陽のエネルギーも、アメリカ育ちの柴原には合っているのだろう。

 予選決勝の柴原は、その相性の良さを立ち上がりからフルに発揮した。相手のバーバラ・クラチェバ(フランス)が、経験豊富な実力者であることも、彼女の集中力を研ぎ澄ました一因だろう。ナショナルチーム・ヘッドコーチの奈良くるみ氏も称賛する「試合への入り方の準備」を発揮し、第1セットは6-0で奪い去った。
 
 第2セットは相手もミスを減らし立て直すが、柴原優勢は変わらない。武器のサービスと、フォアが走る。加えてこの日は、バックハンドからの展開も光った。その理由を柴原は、「最近、すごく練習していたから」と笑って明かす。

「右ヒジを痛めていたので、練習ではバックハンド(両手打ち)をたくさん打った。その成果が出たのかな?」 

 ケガの巧妙とは、まさにこのこと。

 両翼飛行となり、本戦のコートに舞い戻った柴原は、本戦1回戦で、4年前の全米オープンチャンピオンのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)に挑む。

現地取材・文●内田暁

【動画】望月VSガランの「全米オープン」予選決勝ハイライト

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