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海外テニス

錦織圭、腰のケガで全米オープン欠場を決断「MRI検査を受けたが100%回復していない」<SMASH>

中村光佑

2025.08.21

8月上旬のシンシナティOPで約3カ月ぶりに戦線復帰した錦織だったが、全米OPは見送ることに…。(C)Getty Images

8月上旬のシンシナティOPで約3カ月ぶりに戦線復帰した錦織だったが、全米OPは見送ることに…。(C)Getty Images

 男子テニス元世界ランキング4位の錦織圭(現88位)が8月20日に自身の公式X(@keinishikori)を更新し、2021年以来4年ぶりの出場を予定していた今季最後の四大大会「全米オープン」(8月24日~9月7日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を負傷により欠場すると発表した。

 35歳の錦織は5月の「ジュネーブ・オープン」(クレー/ATP250)でカレン・ハチャノフ(ロシア/現9位)との2回戦を腰痛により途中棄権してからツアーを離れていたが、先週の「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATP1000)で約3カ月ぶりに実戦に復帰。1回戦でカミロ・ウーゴ・カラベリ(アルゼンチン/現43位)に5-7、3-6で敗れたものの、ロジャー・フェデラー(スイス/元1位)を彷彿とさせる見事な片手バックハンドのパッシングショットを披露するなど会場を沸かせ、存在感を示した。しかしその直後に出場予定だった下部大会「サーブ・ファースト・オープン」(アメリカ・サムター/CH125)は肩の負傷で欠場していた。
 
 そして今回の投稿で錦織は、14年にアジア人男子選手初の四大大会シングルス決勝進出を経験した思い出の全米オープンを辞退すると発表。その理由については肩ではなく腰の状態が万全でないためと説明している。

「皆さん、こんにちは。残念ながら、全米オープンに出場できる状態ではありません。腰のMRI検査を受けたところ、まだ100%回復していませんでした。今は早くコートに戻れるよう、一生懸命に取り組んでいるところです。皆さんの応援に感謝しています」

 またツアー大会予選とチャレンジャー、ダブルスのエントリー情報を発信している非公式Xアカウント「Other List Updates」(@OtherLists)などによると、錦織は全米オープンの早期敗退を見越してエントリーしていた下部大会「上海チャレンジャー」(9月1日~7日/中国・上海/ハード/CH100)も欠場を表明したという。厳しい状況が続くが、とにかく今は錦織の1日も早い回復を願うばかりだ。

文●中村光佑

【画像】全米オープン欠場を発表した錦織圭のX投稿

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