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海外テニス

「ただ自分らしくありたいだけ」愛すべき『悪童』メドベージェフが独特なメンタリティーを語る

スマッシュ編集部

2020.04.01

精神的な未熟さゆえか、うまくいかないと陣営に向かって何かをまくしたてるようなシーンも多い。(C)GettyImage

精神的な未熟さゆえか、うまくいかないと陣営に向かって何かをまくしたてるようなシーンも多い。(C)GettyImage

 メドベージェフといえば、2017年のウインブルドンで主審にコインを投げつけたり、昨年の全米オープンでボールパーソンに怒りをぶつけたりと“悪役”イメージもついている。だが同時に、プロの世界を生き抜いてきた芯の強さも確かなものだろう。ここでは、こんな考え方を披露している。

「これをしてはいけないとか、これを言ってはいけないとか言う人が常にいるが、僕は何を言ったっていいと思っている。彼らに200回聞かれても答えは同じ。特にアイドルがいるわけでもなくて、ぼくは自分らしくありたいだけなんだ。

(そう考えるのは)トップ10にいるからじゃない。信じてもらえないかもしれないけれど、もし22歳で1000位になって、自分には可能性がないと判断して辞めたとしても、ぼくは同じことを考えるだろう。ただ、自分らしくありたいだけだ。
 
 この世界では、みんなが自分について言っていること、考えていることを『聞く』はめになる。10人いれば、10通りの意見が出てくる。いつも誰かが『こうでなければならない』と言うが、実際にはそうではない」

 誰になんと言われようと、あくまでわが道を行くというメドベージェフ。かつてのジョン・マッケンローがそうであったように、『悪童』として、多くのテニスファンから愛される日もそう遠くないのかもしれない。

構成●スマッシュ編集部

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