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国内テニス

ツアーで戦うことができない今、私がトライしてみたこと【プロテニス選手コラム/岡村恭香】

岡村恭香

2020.05.14

恥ずかしがり屋の岡村が、初のライブストリーミングサービスで、ファンと交流した。写真:本人提供

恥ずかしがり屋の岡村が、初のライブストリーミングサービスで、ファンと交流した。写真:本人提供

 想像していたより遥かに高い反響を受け、正直驚きを隠せなかったが、ファンの方から「またやってほしい」「楽しかった」という喜びの声を頂けた。何より、「このコロナでつらい日々が続いていたから元気が出た」という言葉が一番うれしかった。

 目に見えないものを売るのは心苦しい。普段応援してくれている人ならなおさらだ。楽しんでもらえるのか、満足してもらえるのか、自分がやっていることは正しいのか、あらゆる不安で頭がいっぱいだったが、普段大会に出場しているだけでは伝えられないツアーのことや、選手の戦う場を伝えることができたので、やってみて良かったと思う。
 
 またいつツアーが再開されるかわからない今、選手それぞれが自分の価値を高めつつ、色々なことに挑戦し、その中でファンとの交流を持つことでスポンサーへの貢献をしていき、このような循環がいずれテニス界のさらなる発展に繋がっていけばいいと思う。

 この未曾有の世界的ピンチを選手一人ひとりがチャンスに変え、強く生きて新型コロナをみんなで乗り越えていきたい。

プロテニスプレーヤー
◆岡村恭香(橋本総業ホールディングス)◆
1995年10月6日生まれ。岡山県出身。5歳からテニスを始め、2014年プロ転向。2016年には久留米5万ドル大会で優勝。大きく身体を使ったフォアハンドストロークを武器に、海外を転戦中。兄の一成もプロテニスプレーヤー。Twitterは@KyokaOkamura 

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