◆ジョコビッチの年間グランドスラム(1年で全ての四大大会を制覇すること)ならず
今季の男子テニス界は序盤から、BIG3のラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)が苦戦を強いられるなか、前半3つのグランドスラム(全豪、全仏、ウインブルドン)をノバク・ジョコビッチ(セルビア)が独占した。
これにより、男子史上初の「年間ゴールデンスラム」(1年で四大大会とオリンピックを制覇)に大きな期待がかかったジョコビッチ。しかし、シーズン終盤は若手選手たちに快挙を阻まれる形となった。
迎えた東京五輪では、シングルス準決勝でズべレフに逆転負けを喫すると、パブロ・カレノブスタ(スペイン)との3位決定戦でも調子が上がらず、まさかの連敗で表彰台からこぼれ落ちた。
さらに、「年間グランドスラム」がかかった全米オープンは決勝まで順当に勝ち上がるも、今度はダニール・メドベージェフ(ロシア)にまさかのストレート負け。最終戦の準決勝ではズベレフに再び苦杯を喫し、世界ランク1位でシーズンを締めくくったものの、終盤は世代交代が一気に加速した印象だ。
◆ペン・シューアイの失踪騒動
シーズン終盤に世界を揺るがしたのが、女子ダブルス元世界1位のペン・シューアイ(中国)を巡る失踪騒動だ。11月初旬に中国前副首相から性的暴行を受けていたと告発すると、中国当局によってソーシャルメディア上の投稿が削除され、本人の消息が不明となった。
このニュースは、やがて世界規模の事案へと発展した。WTA(女子テニス協会)は、多大な利益をもたらしていた中国のビジネスから撤退すると表明。その一方、IOC(国際オリンピック委員会)は「ペンと2度のビデオ通話を行なった」と発表しているが、一連の問題はいまだ解決へと至っていない。
その後は度々公の場に登場していることが報じられているペン。安否は確認できたとされているが、はたして今後はどのような展開を見せるのだろうか。一刻も早い騒動の収束を願うばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ニューヒロイン誕生! ラドゥカヌvsフェルナンデスの全米決勝ハイライト
今季の男子テニス界は序盤から、BIG3のラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)が苦戦を強いられるなか、前半3つのグランドスラム(全豪、全仏、ウインブルドン)をノバク・ジョコビッチ(セルビア)が独占した。
これにより、男子史上初の「年間ゴールデンスラム」(1年で四大大会とオリンピックを制覇)に大きな期待がかかったジョコビッチ。しかし、シーズン終盤は若手選手たちに快挙を阻まれる形となった。
迎えた東京五輪では、シングルス準決勝でズべレフに逆転負けを喫すると、パブロ・カレノブスタ(スペイン)との3位決定戦でも調子が上がらず、まさかの連敗で表彰台からこぼれ落ちた。
さらに、「年間グランドスラム」がかかった全米オープンは決勝まで順当に勝ち上がるも、今度はダニール・メドベージェフ(ロシア)にまさかのストレート負け。最終戦の準決勝ではズベレフに再び苦杯を喫し、世界ランク1位でシーズンを締めくくったものの、終盤は世代交代が一気に加速した印象だ。
◆ペン・シューアイの失踪騒動
シーズン終盤に世界を揺るがしたのが、女子ダブルス元世界1位のペン・シューアイ(中国)を巡る失踪騒動だ。11月初旬に中国前副首相から性的暴行を受けていたと告発すると、中国当局によってソーシャルメディア上の投稿が削除され、本人の消息が不明となった。
このニュースは、やがて世界規模の事案へと発展した。WTA(女子テニス協会)は、多大な利益をもたらしていた中国のビジネスから撤退すると表明。その一方、IOC(国際オリンピック委員会)は「ペンと2度のビデオ通話を行なった」と発表しているが、一連の問題はいまだ解決へと至っていない。
その後は度々公の場に登場していることが報じられているペン。安否は確認できたとされているが、はたして今後はどのような展開を見せるのだろうか。一刻も早い騒動の収束を願うばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ニューヒロイン誕生! ラドゥカヌvsフェルナンデスの全米決勝ハイライト