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海外テニス

20歳のシフィオンテクが世界ランク2位へ!さらなる躍進を導いた重要な決断は「コーチを変えたこと」【シリーズ/ターニングポイント】

内田暁

2022.03.23

カタールに続きインディアンウェルズ(写真)も制するなど絶好調のシフィオンテクは、3月21日発表の最新ランクでは自己最高の2位を記録。(C)Getty Images

カタールに続きインディアンウェルズ(写真)も制するなど絶好調のシフィオンテクは、3月21日発表の最新ランクでは自己最高の2位を記録。(C)Getty Images

 実際に「決断」の成果は、早くも結果として現れている。

 2月末のカタール・オープンで今季初優勝を手にすると、続くBNPパリバ・オープンでも、6つの勝利を連ねて頂点へと駆け上がった。プレースタイルに目を向けても、一層バリエーションが増し、攻守両面で幅が広がった感が強い。

 そのことは、大きく環境の異なる2つの大会で、連続優勝した実績が証明しているだろう。カタール・オープンでは、初戦こそフルセットにもつれ込んだが、以降は4試合連続のストレート勝利。「とても良いプレーができた」と、自画自賛の大会だった。

 そこから移動したBNPパリバ・オープン開催地のインディアンウェルズは、乾燥と強風が選手を悩ます難関の地。

「風は時に信じがたいほど。乾燥のせいで、ボールは驚くほど飛んでいく」と、シフィオンテクも顔をしかめた。

 ただ同時に彼女は、「試合の中で答えを見つけることを、楽しんでいる」とも言う。初戦から3試合すべて逆転勝利だったのは、分析して答えをはじき出し、実践するプロセスの足跡だ。 
 
 ビクトロフスキーがポーランド人であることも、シフィオンテクには大きな意味を持つ。

「コミュニケーションが取りやすいし、文化的な共通項も多い。それに、ローランギャロスの優勝後、わたしに関して起きたこと……。ポーランドでの、過剰なまでの騒ぎを彼は知っている。他の国の人たちに、それが理解できるかはわからない。でも彼なら、そういう私の状況をすべて理解してくれているから」

 同胞を新たな導き手に望んだのは、彼女を取り囲む、そのような背景があった。

“重要な決断”を下して迎えた今季、彼女はここまで、11連勝を含む20勝3敗の快進撃を見せている。

 BNPパリバ・オープンの優勝でシフィオンテクは、ラドワンスカが記録したポーランド女子選手最高位に肩を並べる、世界2位へと躍り出た。

現地取材・文●内田暁

 
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