一方の女子は国内ランキング15位の瀬間詠里花がトップシードで、2017年の全日本女王・今西美晴、同16年優勝の大前綾希子らが参戦。しかし短期決戦とあって番狂わせも多く、瀬間は準々決勝で高校生プロの伊藤あおいに、今西は準決勝で筑波大学4年の阿部宏美に敗れ、決勝はその伊藤と阿部の顔合わせとなった。
実は2人は予選リーグでも対戦し、伊藤が勝っていたが、阿部は「予選では相手の様子を見ながら戦って負けたので、決勝は自分から下がらずに打っていった」と、早いタイミングで攻める作戦を選択。伊藤はスライスを巧みに使ったり、相手の意表を突く配球でポイントを奪うのが持ち味の選手だが、「相手のボールが強くて太刀打ちできなかった」とパワー負けしたことを認める。阿部が4-2、4-0で快勝し、第2戦の女王となった。
阿部はアマチュアのため、賞金は日当しかもらえない。それでも「プロと2日間戦えていい経験になったし、刺激的だった。出て良かった」と肯定的に捉えている。大会の意義は賞金だけではない。
これで1st、2ndラウンドを終えたSBCツアー。次回はいよいよ12月10日、11日に行なわれるファイナルラウンドだ。出場者はここまでの成績上位者に加え、国内ランキングをもとに決まる。初代チャンピオンの座に就くのは誰か、注目だ。
〈2ndラウンド結果〉
◆男子シングルス決勝
伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス) 5-4(8) 5-4(6) 江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)
◆女子シングルス決勝
阿部宏美(筑波大学) 4-2 4-0 伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)
◆男子シングルス準決勝
伊藤竜馬 5-4(1) 4-1 高橋悠介(三菱電機)
江原弘泰 5-4(3) 5-3 添田豪(GODAI)
◆女子シングルス準決勝
伊藤あおい 5-3 4-1 倉持美穂(フリー)
阿部宏美 4-1 4-2 今西美晴(EMシステムズ)
取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)
【SBC Dream Tennis Tour 2022/第2戦】伊藤竜馬、阿部宏美ら決勝トーナメントを戦った選手たち
実は2人は予選リーグでも対戦し、伊藤が勝っていたが、阿部は「予選では相手の様子を見ながら戦って負けたので、決勝は自分から下がらずに打っていった」と、早いタイミングで攻める作戦を選択。伊藤はスライスを巧みに使ったり、相手の意表を突く配球でポイントを奪うのが持ち味の選手だが、「相手のボールが強くて太刀打ちできなかった」とパワー負けしたことを認める。阿部が4-2、4-0で快勝し、第2戦の女王となった。
阿部はアマチュアのため、賞金は日当しかもらえない。それでも「プロと2日間戦えていい経験になったし、刺激的だった。出て良かった」と肯定的に捉えている。大会の意義は賞金だけではない。
これで1st、2ndラウンドを終えたSBCツアー。次回はいよいよ12月10日、11日に行なわれるファイナルラウンドだ。出場者はここまでの成績上位者に加え、国内ランキングをもとに決まる。初代チャンピオンの座に就くのは誰か、注目だ。
〈2ndラウンド結果〉
◆男子シングルス決勝
伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス) 5-4(8) 5-4(6) 江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)
◆女子シングルス決勝
阿部宏美(筑波大学) 4-2 4-0 伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)
◆男子シングルス準決勝
伊藤竜馬 5-4(1) 4-1 高橋悠介(三菱電機)
江原弘泰 5-4(3) 5-3 添田豪(GODAI)
◆女子シングルス準決勝
伊藤あおい 5-3 4-1 倉持美穂(フリー)
阿部宏美 4-1 4-2 今西美晴(EMシステムズ)
取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)
【SBC Dream Tennis Tour 2022/第2戦】伊藤竜馬、阿部宏美ら決勝トーナメントを戦った選手たち