ホームでウクライナを迎え打つ日本の土橋登志久監督も、「ウクライナが厳しい状況のなかで、対戦できるのは素晴らしいことだと思っています」と、今回の対戦の実現をまずは喜んだ。
日本がウクライナと最後に対戦したのは、昨年のこと。まだ侵攻が始まる前の、ウクライナのオデッサでの開催だった。
「あの時は、なぜアウェーなのかとも少し思ったのですが、今回のためにそれがあったのかなという風にも思う。何度も言いますが、スポーツをする中で我々ができる最高のおもてなしをすることが、日本チームとしてだけでなく、人として大切なことだと思います」。
時折、こみ上げる感情に言葉を遮られるかのように、土橋監督は一語一語を丁寧に紡いだ。
もっとも試合となれば、感傷は一旦横に置き、全力で勝利をつかみに行く。
今回の日本チームは、土居美咲、青山修子と柴原瑛菜の経験豊富な3名に加え、この1年で急成長した21歳の内島萌夏と、代表初選出の17歳の石井さやかという新旧混交編成。
今回がナショナルチームを率いる最後の試合となる土橋は、「僕の仕事は、日本がワールドグループに最短で行けるポジションで、杉山愛次期監督にバトンを渡すこと」と、勝利への高いモチベーションを口にした。
なお日本対ウクライナ戦の勝者は、来年4月に開催される“予選ラウンド”の出場権を獲得。この予選ラウンドで勝利するとワールドグループ入りし、11月に開催される“ファイナルズ”に参戦できる。
取材・文●内田暁
【写真】土居美咲ら日の丸を背負って戦う日本代表戦士たち
日本がウクライナと最後に対戦したのは、昨年のこと。まだ侵攻が始まる前の、ウクライナのオデッサでの開催だった。
「あの時は、なぜアウェーなのかとも少し思ったのですが、今回のためにそれがあったのかなという風にも思う。何度も言いますが、スポーツをする中で我々ができる最高のおもてなしをすることが、日本チームとしてだけでなく、人として大切なことだと思います」。
時折、こみ上げる感情に言葉を遮られるかのように、土橋監督は一語一語を丁寧に紡いだ。
もっとも試合となれば、感傷は一旦横に置き、全力で勝利をつかみに行く。
今回の日本チームは、土居美咲、青山修子と柴原瑛菜の経験豊富な3名に加え、この1年で急成長した21歳の内島萌夏と、代表初選出の17歳の石井さやかという新旧混交編成。
今回がナショナルチームを率いる最後の試合となる土橋は、「僕の仕事は、日本がワールドグループに最短で行けるポジションで、杉山愛次期監督にバトンを渡すこと」と、勝利への高いモチベーションを口にした。
なお日本対ウクライナ戦の勝者は、来年4月に開催される“予選ラウンド”の出場権を獲得。この予選ラウンドで勝利するとワールドグループ入りし、11月に開催される“ファイナルズ”に参戦できる。
取材・文●内田暁
【写真】土居美咲ら日の丸を背負って戦う日本代表戦士たち