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海外テニス

加藤未唯が“3度目の正直”で第2シードを破る大金星!点と点を線で結びつかんだ勝利<SMASH>

内田暁

2023.03.14

先にマッチポイント握られていた加藤だったが、勝ち切ることができた。(C)Getty Images

先にマッチポイント握られていた加藤だったが、勝ち切ることができた。(C)Getty Images

 10ポイントタイブレークのファイナルセットは、四つに組んでの一進一退の攻防が続いた。ペグラが超フラットの強打でウイナーを奪えば、加藤は、これも「帰国して練習してきた」ボレーで相手の強打を止める。

 先にマッチポイントを手にしたのは、米国ペア。それでも「攻略できる」と踏んでいたペグラのサービスを、加藤/スチアディは2本連続で破った。

 最後は目まぐるしい攻防から、前に走りながら打つガウフのボールがネットに掛かる。過去2度の対戦で、「打ったところにいつもいる」と感じていたガウフ攻略が成された時、“3度目の正直”が実現した。
 
 詰めかけたファンの多くが、母国のバースデーガールの勝利を願っていたのは、確かだろう。それでも試合中、加藤のアングルショットに「彼女はとてもスマートだ!」と、声を上げる観客が居た。試合後には、大声で加藤たちの名を呼び、サインと写真を求める米国人たちの姿もあった。

「練習であの二人を見た時から魅せられて、今日はずっと応援していたの」

 自らもテニスをするという女性は、興奮気味にそう語った。

 地元期待の第2シードの敗戦は、それだけを「点」として見れば、番狂わせに映るだろう。ただ、過去2度の対戦と今回の邂逅を「線」で結んだ時、描かれたのは必然の勝利だった。

現地取材・文●内田暁

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