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国内テニス

日本女子テニス界をけん引した元世界30位の土居美咲が引退会見!「高いレベルでのプレーが難しい」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.08.25

現役時代で一番思い出深いのは「子どものころからの憧れ」であるウインブルドンで16強入りを果たした2016年大会(写真)だという。写真:本誌写真部

現役時代で一番思い出深いのは「子どものころからの憧れ」であるウインブルドンで16強入りを果たした2016年大会(写真)だという。写真:本誌写真部

 引退後の活動については「今の時点でどういう活動をしていくかは決まっていませんが、テニス界で自分に何かできることがあればやりたいというのはありますし、日本のテニス界が強くなってほしいという思いもあります。それに関わる何かお手伝いができればいいですし、もう一方で日本のテニス界を盛り上げたいという思いもありますので、そうしたことに携われることができればと考えています」

 身長159センチとテニス選手としては小柄であるが、それを上回るスキルを擁して世界の舞台で活躍してきた土居。世界を目指している後輩たちには「(体格的には)海外の選手と渡り合うのは難しいなかでも、こうして30位まで行けた事実もありますので、それをいい例というのもなんですが、日本人選手にもチャンスはあるはずです。『上に行くんだ』という気持ちはすごく大事なので、覚悟を持って自分の夢に向かって挑戦していくことが望む道に近づくために必要かと思います」とエールを送る。
 
 ラストマッチに向けてカウントダウンが始まった今、土居は「どれぐらいのプレーができるか自分ではわかりませんが、とにかく今自分ができる全てをコートで出そうという思いでプレーしようと考えています」と力を込める。

土居美咲/ 1991年4月29日生まれ。千葉県出身。身長159cm。左利き・バックハンドは両手打ち。6歳でテニスを始め、ジュニア時代には、2007年のウインブルドンジュニアと2008年全豪オープンジュニアのダブルスで準優勝。17歳でプロに転向。15年のルクセンブルク・オープンでツアー初優勝を飾り、タイトルは通算3勝(シングルス1勝/ダブルス2勝)を挙げている。16年のウインブルドンではベスト16へ進出し、8月にはリオ五輪参戦。同年10月には自己最高30位をマークした。21年には東京五輪にも出場した。

構成●スマッシュ編集部

【画像】ジュニア時代から現在まで、土居美咲フォトギャラリー
 

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