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海外テニス

疲労蓄積で敗戦のシフィオンテク。7連勝中だったガウフに初黒星も「休みをとれることがうれしい」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.08.20

疲労のせいか、強みである安定感が欠けたプレーとなってしまったシフィオンテク。(C)Getty images

疲労のせいか、強みである安定感が欠けたプレーとなってしまったシフィオンテク。(C)Getty images

 現在開催中の「ウェスタン&サザン・オープン」(8月14日~20日/アメリカ・シンシナティ/ハードコート/WTA1000)では、現地時間19日に女子シングルス準決勝が行なわれ、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界1位)が第7シードのココ・ガウフ(アメリカ/同5位)に6-7(2)、6-3、4-6のフルセットで敗れた。

 シフィオンテクは、ガウフに対してこれまで7勝0敗としており、さらに全てストレート勝利と圧倒的な戦績を残していた。そんな中で初の黒星を喫したシフィオンテクだが、長らくトップを走り続けてきた彼女の身には耐え難い疲労が蓄積していたようだ。

 試合後の会見で「私の燃料タンクはもう空っぽだった」と明かしたシフィオンテク。ただこの敗戦が良い機会になったようで、「正直なところ後悔はしていなくて、むしろ何日か休みを取れることがうれしいわ」と、短いながらもリフレッシュの時間が得られたことを前向きに捉えている。
 
「ココは素晴らしいテニスをしていたわ。彼女のファーストサービスは、これまで私たちが対戦したどの試合よりも速くて良かった。リスクを冒しながら、よりコートの内側でプレーしていたわ。私は正しくプレーできていたと思う。いくつか自分でも驚くようなミスはあったけれど、彼女が本当にいい試合をしていたから難しかったわ」

 一方のガウフも、「サービスで勝負しようと自分に言い聞かせていたの。これまでの彼女の試合ではいつも簡単に負けてしまっていた。いつものサービスでは通用しないとわかっていたわ」と、やはりサービスでアドバンテージを取ろうと意識していたことを試合後に明かしている。

 この勝利により、WTA1000クラスで決勝に進出した7人目の10代選手となったガウフは、現地時間20日の決勝戦でカロリーナ・ムチョバ(チェコ/世界17位)と対戦する。

構成●スマッシュ編集部
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