最終戦で注目されたのは、王座出場の権利が懸かる２位争いで、３勝１敗の日本大学と、２勝２敗の明治大学に可能性があり、両校が直接対決でしのぎを削った。
日大は１部に昇格したばかりだが、インカレシングルス本戦に全大学中最多の10人を送り込むほど戦力が充実しており、今リーグの台風の目となっている。明大との決戦では、そのシングルスに有利な形で持ち込めるかが鍵と言え、ダブルスで激しく火花を散らした。
何と３試合全セットがタイブレークになる激戦。日大No１の高悠亜／小泉煕毅と、明大No３の横田大夢／飯田翔が共に７－６、７－６で白星を挙げ譲らない。長引いていたNo２は第１、２セットともタイブレークで両校が取り合い、マッチタイブレークに突入。これを日大の石垣秀悟／手嶋海陽が制し、チームに流れを呼び込んだ。
シングルスに入ると日大が怒涛のラッシュ。No２小泉、No４丹下颯希が立て続けに勝って王手を掛けると、No６片山楓がフルセット勝ちで王座出場を決める５勝目をゲット。そのままシングルスを全勝し、計８－１で大勝した。
日大が大学王座に出場するのは2004年以来19年ぶり。その時は決勝で早大を破り日本一になっている。この勢いのまま王座でも旋風を起こせるか注目だ。
もう１試合は２勝２敗の法政大学と４戦全敗の中央大学の対戦。法大はインカレ優勝の大田空／加藤木塁らの活躍でダブルス３勝とし、流れを作ると、シングルスでも５本を奪って計８－１で快勝。日大に続く３位となった。最下位の中大は２部との入替戦に回る。
なお、大学王座決定試合は９月30日(土)～10月４日、愛媛県総合運動公園（松山市）で行なわれる。
【男子最終戦（第５戦）の結果】
●早稲田大学（１勝４敗）３－６ 慶應義塾大学（５勝０敗）○
D1 ○藤田大地／永山寛基 6-4 6-3 藤原智也／下村亮太朗●
D2 ●池田朋弥／山口柚希 6-7(2) 6-4 [7-10] 有本響／菅谷優作○
D3 ●田中瑛大／吉野郁哉 2-6 6-7(3) 林航平／高木翼○
S1 ●高畑里玖 2-6 2-6 ○藤原智也
S2 ○池田朋弥 6-4 6-1 林航平●
S3 ●山口柚希 6-7(5) 2-6 高木翼○
S4 ●森田皐介 6-7(4) 5-7 脇坂留衣○
S5 ○藤岡凌大 6-4 6-7(3) 6-1 眞田将吾●
S6 ●藤田大地 3-6 1-6 今鷹洸太○
○法政大学（３勝２敗）７－２ 中央大学（０勝５敗）●
D1 ○大田空／加藤木塁 6-4 6-3 石井涼太／間仲啓●
D2 ○佐藤太耀／原田悠仁 7-6(3) 7-5 石川真輝／玉城勇稀●
D3 ○新井翼／大西洋平 6-2 6-4 若松玄登／根門寿尚●
S1 ○大田空 6-3 6-2 石井涼太●
S2 ○新井翼 6-3 7-5 間仲啓●
S3 ○佐藤太耀 6-3 6-1 野坂迅●
S4 ●松崎稜太朗 7-5 1-6 2-6 倉持英希○
S5 ○大西洋平 6-1 6-2 森田真ノ介●
S6 ●森田凌矢 3-6 4-6 佐々木唯人○
●明治大学（２勝３敗）１－８ 日本大学（４勝１敗）○
D1 ●山中朝陽／村田英夢 6-7(4) 6-7(9) 高悠亜／小泉煕毅○
D2 ●副田温斗／松本洵 7-6(5) 6-7(4) [8-10] 石垣秀悟／手嶋海陽○
D3 ○横田大夢／飯田翔 7-6(5) 7-6(6) 齋藤成／丹下颯希●
S1 ●太田翔 1-6 4-6 高悠亜○
S2 ●飯田翔 4-6 3-6 小泉煕毅○
S3 ●山中朝陽 4-6 4-6 石垣秀悟○
S4 ●大久保拓海 4-6 0-6 丹下颯希○
S5 ●坂井修造 0-6 3-6 手嶋海陽○
S6 ●今里翔吾 2-6 6-4 4-6 片山楓○
【男子最終順位】
１位＝慶應義塾大学（５勝０敗）
２位＝日本大学（４勝１敗）
３位＝法政大学（３勝２敗）
４位＝明治大学（２勝３敗）
５位＝早稲田大学（１勝４敗）
６位＝中央大学（０勝５敗）
取材・文●渡辺隆康（スマッシュ編集部）
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日大は１部に昇格したばかりだが、インカレシングルス本戦に全大学中最多の10人を送り込むほど戦力が充実しており、今リーグの台風の目となっている。明大との決戦では、そのシングルスに有利な形で持ち込めるかが鍵と言え、ダブルスで激しく火花を散らした。
何と３試合全セットがタイブレークになる激戦。日大No１の高悠亜／小泉煕毅と、明大No３の横田大夢／飯田翔が共に７－６、７－６で白星を挙げ譲らない。長引いていたNo２は第１、２セットともタイブレークで両校が取り合い、マッチタイブレークに突入。これを日大の石垣秀悟／手嶋海陽が制し、チームに流れを呼び込んだ。
シングルスに入ると日大が怒涛のラッシュ。No２小泉、No４丹下颯希が立て続けに勝って王手を掛けると、No６片山楓がフルセット勝ちで王座出場を決める５勝目をゲット。そのままシングルスを全勝し、計８－１で大勝した。
日大が大学王座に出場するのは2004年以来19年ぶり。その時は決勝で早大を破り日本一になっている。この勢いのまま王座でも旋風を起こせるか注目だ。
もう１試合は２勝２敗の法政大学と４戦全敗の中央大学の対戦。法大はインカレ優勝の大田空／加藤木塁らの活躍でダブルス３勝とし、流れを作ると、シングルスでも５本を奪って計８－１で快勝。日大に続く３位となった。最下位の中大は２部との入替戦に回る。
なお、大学王座決定試合は９月30日(土)～10月４日、愛媛県総合運動公園（松山市）で行なわれる。
【男子最終戦（第５戦）の結果】
●早稲田大学（１勝４敗）３－６ 慶應義塾大学（５勝０敗）○
D1 ○藤田大地／永山寛基 6-4 6-3 藤原智也／下村亮太朗●
D2 ●池田朋弥／山口柚希 6-7(2) 6-4 [7-10] 有本響／菅谷優作○
D3 ●田中瑛大／吉野郁哉 2-6 6-7(3) 林航平／高木翼○
S1 ●高畑里玖 2-6 2-6 ○藤原智也
S2 ○池田朋弥 6-4 6-1 林航平●
S3 ●山口柚希 6-7(5) 2-6 高木翼○
S4 ●森田皐介 6-7(4) 5-7 脇坂留衣○
S5 ○藤岡凌大 6-4 6-7(3) 6-1 眞田将吾●
S6 ●藤田大地 3-6 1-6 今鷹洸太○
○法政大学（３勝２敗）７－２ 中央大学（０勝５敗）●
D1 ○大田空／加藤木塁 6-4 6-3 石井涼太／間仲啓●
D2 ○佐藤太耀／原田悠仁 7-6(3) 7-5 石川真輝／玉城勇稀●
D3 ○新井翼／大西洋平 6-2 6-4 若松玄登／根門寿尚●
S1 ○大田空 6-3 6-2 石井涼太●
S2 ○新井翼 6-3 7-5 間仲啓●
S3 ○佐藤太耀 6-3 6-1 野坂迅●
S4 ●松崎稜太朗 7-5 1-6 2-6 倉持英希○
S5 ○大西洋平 6-1 6-2 森田真ノ介●
S6 ●森田凌矢 3-6 4-6 佐々木唯人○
●明治大学（２勝３敗）１－８ 日本大学（４勝１敗）○
D1 ●山中朝陽／村田英夢 6-7(4) 6-7(9) 高悠亜／小泉煕毅○
D2 ●副田温斗／松本洵 7-6(5) 6-7(4) [8-10] 石垣秀悟／手嶋海陽○
D3 ○横田大夢／飯田翔 7-6(5) 7-6(6) 齋藤成／丹下颯希●
S1 ●太田翔 1-6 4-6 高悠亜○
S2 ●飯田翔 4-6 3-6 小泉煕毅○
S3 ●山中朝陽 4-6 4-6 石垣秀悟○
S4 ●大久保拓海 4-6 0-6 丹下颯希○
S5 ●坂井修造 0-6 3-6 手嶋海陽○
S6 ●今里翔吾 2-6 6-4 4-6 片山楓○
【男子最終順位】
１位＝慶應義塾大学（５勝０敗）
２位＝日本大学（４勝１敗）
３位＝法政大学（３勝２敗）
４位＝明治大学（２勝３敗）
５位＝早稲田大学（１勝４敗）
６位＝中央大学（０勝５敗）
取材・文●渡辺隆康（スマッシュ編集部）
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