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国内テニス

本気で世界を目指すジュニアに西岡良仁が300万円の資金提供! 第3回「Yoshiʼs CUP」は昨年最下位の川西飛生が全勝で優勝!<SMASH>

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2023.12.11

決勝は成長著しい川西飛生(左)がビッグサービスを軸に攻め、全日本ジュニア16歳以下王者の田畑遼(右)に初めて勝利した。写真:スマッシュ編集部

決勝は成長著しい川西飛生(左)がビッグサービスを軸に攻め、全日本ジュニア16歳以下王者の田畑遼(右)に初めて勝利した。写真:スマッシュ編集部

 逆に田畑は「サーブで崩れ、そこから思い切りが足りなかった」と流れを手放す。第2セットは川西が6-3で奪い返し、決着はマッチタイブレークへ。サービスに加え、「バックの安定感が上がり、1つの武器になった」というバックハンドでも鋭い攻めを見せた川西が、10-4で田畑を突き放し、頂点に立った。

 優勝自体よりも、「勝ったことのない田畑選手に、この大きな舞台で勝てたことが本当にうれしい」と率直な気持ちを語った川西。昨年の大会では全敗で最下位に沈んだ川西だが、今年は全勝で優勝と、その悔しさを晴らした。300万円が懸かった緊張よりも「また最下位になったらどうしようという緊張があった」そうで、「去年よりは成長した姿を見せられたと思います」と胸を張った。支援金は「グランドスラムジュニアを目指しているので、もっとランキングを上げるために、海外遠征とかに使いたい」とのことだ。

 主催者の西岡は、川西の優勝を称えながら、参加選手たちにこう呼びかけた。

「川西君が昨年の全敗から全勝に変わった。1年間の成長というのは、みんなの年代は大きい。身体も精神も技術も、全てにおいて大きく変わっていける1年になる。今回悔しかったこと、学んだこと、色々あると思うので、ただ出てダメだったではなく、これを糧にたくさんトライして、次に生かしてほしい」
 
 そのために西岡もサポート内容を年々充実させている。今年の優勝支援金は、昨年より100万円多い300万円で、さらに来年は400万円に増額する。また、今回の優勝者には支援金や国際大会のワイルドカードに加え、栄養士のサポートも付けているという。「多くの選手がすでにコーチやトレーナーも付けている中で、栄養士さんが一番つながりが少ないところだと思ったから」だ。

 こうした西岡や周囲の支援が、結果として表れる日がきっと来ることだろう。

「皆さんがいつ僕と同じ舞台に来られるかわからないが、僕がなるべく引退しないぐらいの年齢で来てくれればと思います。お待ちしています、ツアーで!」

 その言葉に西岡の思いが集約されていた。

【最終順位】
優勝=川西飛生(TEAM KIT) ※活動支援金300万円
準優勝=田畑遼(むさしの村ローンテニスクラブ) ※西岡賞/活動支援金50万円
3位=高橋光(神奈中テニススクール)
4位=松村怜(あおやま庭球塾)
5位=逸崎獅王(トップランAIOI)
6位=奈良恒輝(グリーンテニスプラザ)
7位=柳宏優(石井テニスアカデミー)
8位=神山宏正(B6TC)

取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)

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