日本国内で4週続けて開催された男子ATPチャレンジャーと、女子のITFツアーが先週で幕を閉じ、日本の上位選手たちはほぼ2023年シーズンの戦いを終えた。一時期に比べ地盤沈下が叫ばれる日本テニス界だが、ランキングを見ると、実は今季キャリアハイを更新した選手は多い。ここでは世界ランク300位以内に絞って、自己新をマークした選手を見てみよう。まずは男子編だ。
日本のエース西岡良仁(28歳)は、全豪オープン、全仏オープンでベスト16入りし、6月19日に自己最高の24位を記録。最終的には故障もあって47位となったが、グランドスラムのシード選手として堂々の戦いぶりを見せた。
昨年までの最高位が145位だった綿貫陽介(25歳)は、今年初めてトップ100の壁を突破。全豪でグランドスラム予選を初めて上がり、本戦2回戦に進むと、ウインブルドンでもその再現を演じ、10月30日には72位までランクを上げた。最終的にも99位と100位内を死守している。
20歳のホープ、望月慎太郎は11月6日付けで129位をマークした。ウインブルドンで初めて四大大会予選を突破した後、ATP500のジャパン・オープンで世界10位のテイラー・フリッツ(アメリカ)らを破り4強入りしたのは記憶に新しい。昨年までの最高位が314位だからジャンプアップと言っていい。
26歳の島袋将も今季大ブレークした選手だ。早稲田大学を卒業後にプロ転向したが、着実に力を付け、今年はチャレンジャーで2勝、ウインブルドンと全米オープンで予選をクリアし、10月2日付けで自己最高の135位まで到達した。何より大学出身選手としての成功は後進たちに大きな希望を与えたはずだ。
時間はかかりながらも毎年地道にランクを上げているのが内田海智だ。29歳となった今年も5月8日に147位をマークして自己最高を更新。昨年記録した155位を上回ったことは、今も少しずつ進歩している証だろう。最新ランクでは307位と落としているが、巻き返しを期待したい。
20年に313位まで上げたことがある清水悠太(24歳)は、398位でスタートした今季、チャレンジャーで3度の準優勝を飾り、7月17日に203位を記録した。身長163センチの小兵が世界で200位にいる事実は、考えてみればすごいことだ。多くの日本選手にとって励みになるだろう。
構成●スマッシュ編集部
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日本のエース西岡良仁(28歳)は、全豪オープン、全仏オープンでベスト16入りし、6月19日に自己最高の24位を記録。最終的には故障もあって47位となったが、グランドスラムのシード選手として堂々の戦いぶりを見せた。
昨年までの最高位が145位だった綿貫陽介(25歳)は、今年初めてトップ100の壁を突破。全豪でグランドスラム予選を初めて上がり、本戦2回戦に進むと、ウインブルドンでもその再現を演じ、10月30日には72位までランクを上げた。最終的にも99位と100位内を死守している。
20歳のホープ、望月慎太郎は11月6日付けで129位をマークした。ウインブルドンで初めて四大大会予選を突破した後、ATP500のジャパン・オープンで世界10位のテイラー・フリッツ(アメリカ)らを破り4強入りしたのは記憶に新しい。昨年までの最高位が314位だからジャンプアップと言っていい。
26歳の島袋将も今季大ブレークした選手だ。早稲田大学を卒業後にプロ転向したが、着実に力を付け、今年はチャレンジャーで2勝、ウインブルドンと全米オープンで予選をクリアし、10月2日付けで自己最高の135位まで到達した。何より大学出身選手としての成功は後進たちに大きな希望を与えたはずだ。
時間はかかりながらも毎年地道にランクを上げているのが内田海智だ。29歳となった今年も5月8日に147位をマークして自己最高を更新。昨年記録した155位を上回ったことは、今も少しずつ進歩している証だろう。最新ランクでは307位と落としているが、巻き返しを期待したい。
20年に313位まで上げたことがある清水悠太(24歳)は、398位でスタートした今季、チャレンジャーで3度の準優勝を飾り、7月17日に203位を記録した。身長163センチの小兵が世界で200位にいる事実は、考えてみればすごいことだ。多くの日本選手にとって励みになるだろう。
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