本田が生まれ育った栃木県宇都宮市のテニススクールのコートは、砂入り人工芝。本人も、「元々は速いコートが得意だった」と少年時代を述懐する。もっとも、人工“芝”とはいえ、ボールの跳ね方も天然芝とは全然異なるという。
初めて芝に立った時は、何よりフットワークに苦しんだ。それでも勝ち上がり、試合を重ねるたびに、「芝でのフットワークや、戦術などがどんどんわかってきた」と、自身の適応力や成長にも驚いている風情。今大会のベスト4は、スペインの赤土で育んだテニスと、郷里で磨いた速いコートでの感覚が融合し咲いた花だろう。
同時に、敗戦となった準決勝では、疲労のために太ももに痛みを覚え、芝で連戦する難しさも味わった。未知のサーフェスや、いつもと異なる環境での体験もまた、今後につながる貴重な財産だ。
去る6月にラファアカデミーを卒業し、今後は一般の国際大会へ本格参戦していく予定。“ツアー”へのとば口に立つ今、聖地の風に勢いを得て、大人の世界へと羽ばたいていく。
現地取材・文●内田暁
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