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海外テニス

デビスカップ初日は日本が西岡良仁、錦織圭で2連勝!「2人の頼もしさを感じた」と添田豪監督<SMASH>

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2024.09.14

ベストメンバーを揃えた日本代表チーム。初日で2連勝した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

ベストメンバーを揃えた日本代表チーム。初日で2連勝した。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 第2試合には錦織が2016年以来8年ぶりにデ杯の舞台に登場。237位のニコラス・メヒアと対戦する。当の錦織は「理想はもっとリターンを入れて、ミスを減らし、攻めたかった」と試合内容に不満を漏らしたが、それでも6-4、6-4で危なげなく勝利するのは、地力の差というものだろう。

 相手のメヒアは強力なサービスと厚い当たりのフォアハンド、キレのあるバックハンドスライスと、バランスの取れた好選手だった。錦織も「いいサーブを持っているし、1stが良かったのでブレークするのに苦労した」と認める。

 そういう条件下で錦織は相手の2ndサービスを狙い撃ちした。「2ndは攻められるスピードだなというのがあったし、コートも遅い方なので、下がってプレーするのは選択肢になかった。なるべく前に入って攻めようと思った」

 調子が完全ではない中、これが突破口となる。前に入って早いタイミングで叩く錦織にメヒアは「2ndのリターンでプレッシャーをかけてきて、なす術がなかった」と脱帽。錦織はラリーでも前めのポジションに立ち、時折ミスを犯しながらも、先に鋭いボールをコーナーに打ち込んで主導権を渡さなかった。

「きっちりプレーして大事なところを取り、1ブレークずつで2セットで勝てたのは良かった」と錦織。悪いなりに試合をまとめるところはさすがと言う他ない。
 
 初日の2勝を受け日本の添田豪監督は「2人の頼もしさを感じた。競った場面でも最後は取り切るのは、ランキングが高いとかではなく、経験とか強さが出たのかなと思う」と評価した。

 大黒柱2人が持ち味を発揮して連勝した日本。ファイナルズ予選進出まであと1勝に迫った。

【第1日(9/14)結果】
第1試合 ○西岡良仁[6-2 6-4]アドリア・ソリアノバレラ●
第2試合 ○錦織圭[6-4 6-4]ニコラス・メヒア●

【第2日(9/15)予定】
第3試合 錦織圭/綿貫陽介 vs N・バリエントス/C・ロドリゲス 
第4試合 西岡良仁 vs ニコラス・メヒア
第5試合 錦織圭 vs アドリア・ソリアノバレラ
※第2日の出場選手は変更の可能性あり

取材・文●渡辺隆康

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