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海外テニス

デ杯コロンビア戦、日本は錦織圭が単複で出場!「今の調子など総合的に含めて圭となりました」と添田監督<SMASH>

内田暁

2024.09.13

最強の布陣が揃った日本デ杯チーム。左から西岡良仁、綿貫陽介、望月慎太郎、ダニエル太郎、錦織圭、添田豪監督。写真:渡辺隆康(スマッシュ編集部)

最強の布陣が揃った日本デ杯チーム。左から西岡良仁、綿貫陽介、望月慎太郎、ダニエル太郎、錦織圭、添田豪監督。写真:渡辺隆康(スマッシュ編集部)

 9月14日(土)~15日(日)にかけて、東京・有明コロシアムで行なわれる「デビスカップ・ワールドグループ1部」の日本対コロンビア戦。その開幕に先駆け13日(金)に、ドローミーティングおよび両国の会見が行なわれた。

 対戦の勝利国は、2025年のデビスカップ・ファイナルズ予選に出場。敗れた場合は、来年のワールドグループ1部プレーオフに回ることとなる。

 日本代表のオーダーが発表された時、記者席から、微かに驚きの声があがった。シングルス1の西岡良仁に続き、錦織圭の名がシングルス2、そしてダブルスにも入っていたからだ。

 錦織が日本代表入りしたのは、2020年3月のエクアドル戦以来。ただ当時、ヒジの故障明けだった錦織は試合には出なかった。その後も、ケガなどもあり代表には招集されなかった錦織だが、ここ数カ月はパリ・オリンピックをはじめ、複数の大会に継続して出場。ただ3週間前のATPチャレンジャーでは、肩の痛みのため3回戦を棄権するなど、身体の状態を慎重に見ながらの大会参戦ではある。それだけに今回のデ杯でも、添田豪日本代表監督が、錦織をどのように起用するかに注目が集まっていた。
 
 その添田監督は、オーダー決定の理由を、次のように説明する。

「西岡に関しては、もう文句なく、彼中心のチームなので(シングルス1で)出すというのは最初から決めてました。もちろん(ダニエル)太郎ら他の3人もシングルス2候補として考えていましたが、試合前の状況だったり、コンディションや今の調子など総合的に色々含めて、(錦織)圭となりました」
 
 また、綿貫陽介と錦織のダブルス起用については、こう語る。

「綿貫は、僕が監督になった最初の試合(対ポーランド)でダブルスで勝利してくれたし、今年のレバノン戦でも、貴重な1勝を挙げてくれた。もちろんシングルスも評価してるんですが、ダブルスでの爆発力を期待している。今回、特に相手のペアリングが強いので、ダブルスだけの勝負となるとちょっと難しいかなと思い、綿貫の爆発力に賭けたいとの思いがありました。あとはそこに誰がペアでハマるかとなった時に、 圭の力を借りたいなという思いがあって……」

 そこまで言うと添田監督は、「この2人のコンビネーションを、見てみたいっていう思いもあったので」と、まるで一テニスファンのように顔をほころばせた。
 
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