専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
国内テニス

【全国中学生テニス選手権】女子個人戦シングルスは塩見渚、ダブルスは川合奈緒/寺内慈が優勝を飾る!<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.08.22

福岡県で開催された全国中学生テニス選手権大会は21日、個人戦の準決勝と決勝が行なわれ、女子シングルスは塩見渚(左)が、同ダブルスは川合奈緒/寺内慈(左側2名)が優勝した。写真:スマッシュ編集部

福岡県で開催された全国中学生テニス選手権大会は21日、個人戦の準決勝と決勝が行なわれ、女子シングルスは塩見渚(左)が、同ダブルスは川合奈緒/寺内慈(左側2名)が優勝した。写真:スマッシュ編集部

 団体と個人に分かれて中学生テニスの頂点を懸けて戦う「全国中学生テニス選手権大会」(団体戦8月18日~19日、個人戦8月20日~21日/福岡県・博多の森テニス競技場ほか)。今年で第52回を迎えた伝統の大会は21日に個人戦最終日を迎え、男女ともにシングルスとダブルスの準決勝と決勝が行なわれた。

 個人戦シングルスは32ドロー、ダブルスは16ドローで実施。試合は単複ともに全て1セットマッチ(6ゲームズオール、7ポイントタイブレーク)となるため、短期決戦を勝ち抜くには優れたスキルはもちろんだが、暑さに負けないスタミナや高い集中力なども求められる。

 女子シングルス決勝は5-8シードの塩見渚(啓明学院③)が、ノーシードで勝ち上がってきた阪口心乃(愛知・瀬戸市立にじの丘③)を6-2で押し切り優勝を飾った。

 決勝では「相手よりも先にミスをしないこと」を心掛けたという塩見は、サウスポーから繰り出す高低差のあるボールや緩急を織り交ぜた配球を駆使し、立ち上がりから4ゲームを連取。第5ゲームで阪口にサービスキープを許したものの、「相手が良くなり始めたので気合を入れてギアを上げた」ことで再び流れを呼び戻し阪口に付け入る隙を与えず。最後は6-2として自身初となる全国のタイトルを手にした。

 惜しくも準優勝に終わった阪口は「(決勝戦は)展開が単調になってしまいました。もう少し考えながらバリエーションを加えるべきだった」と悔やむ。だが、それでも決勝までの4試合では安定したショットを武器に勝利を重ね、キャリア初となる全国大会決勝の舞台まで駆け上がった。その経験値は「今後の大きな自信になります」と手応えを口にした。
 
 一方、女子ダブルスを制したのは川合奈緒/寺内慈(富士見丘③/③)。トップシードが相次いで敗れていった今大会で3-4シードの川合/寺内は着実に勝ち星を重ね頂点へと駆け上がった。また、決勝では0-6と完敗を喫した熊倉怜子/鈴木美空(柏市立田中③/②)だが、決勝戦までの3試合では第2シードと3-4シードを破るなど、ノーシードながら存在感を放っての準優勝となった。

個人戦最終日の結果は以下の通り。

■女子シングルス準決勝
○塩見渚(兵庫・啓明学院③)[5-8] 6 -0 柴山那奈(広島・山陽女学園③)[3-4]●
○阪口心乃(愛知・瀬戸市立にじの丘③)6-2 水谷愛花(愛知・名古屋市立御幸山③)●

■女子シングルス決勝
〇塩見渚 6-2 阪口心乃●

■女子ダブルス準決勝
○川合奈緒/寺内慈(東京・富士見丘③/③)[3-4] 6-3 角田莉沙/稲毛舞桜(東京・富士見丘③/③)●
○熊倉怜子/鈴木美空(千葉・柏市立田中③/②) 6-3 西村娃璃/田村奈央(大阪・城南学園③/③)[3-4]●


■女子ダブルス決勝
○川合奈緒/寺内慈 6-0 熊倉怜子/鈴木美空●

※本文および記録内の丸数字は学年。[ ]内の数字はシード

取材・文●スマッシュ編集部

【画像】2025年度全国中学生テニス選手権大会スナップ集(個人戦最終日)

【画像】2025年度全国中学生テニス選手権大会スナップ集(個人戦1日目)

【関連記事】全国中学生テニス選手権女子個人戦シングルスとダブルスではトップシードが相次いで敗れる波乱の展開<SMASH>
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    10月10日(金)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    10月2日(木)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    9月20日(土)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    9月25日(木)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    9月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)