既報の通り、テニス四大大会「全米オープン」で第23シードの大坂なおみ(世界ランキング24位)が1回戦でグリート・ミネン(ベルギー/同106位)を6-3、6-4で下し、2回戦進出を決めた。
この試合をコートサイドの最前列で見ていた日本テニス界レジェンドの松岡修造氏が、自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)でテーマごとに熱い解説をしている。
まずは「全米オープンで光輝く復活の一戦」と題し、「赤いキラキラのウェアに身を包み、1回戦に登場。煌びやかな装いとは裏腹に、プレーは冷静でスマート。まさに進化を遂げた姿を示してくれました」と記した。
そして次に「戻ってきた“フィジカルなおみ”」と松岡氏らしいユニークな表現で解説。ミネンが恵まれた体格を生かしたパワフルなショットを連発したことを「まるで100%の力をすべてぶつけるような攻撃を仕掛けてきました」と称賛しつつ、「それでもなおみさんは、焦らず、崩れず、辛抱強く対応。その背景には、彼女が最も必要としていたフィットネスの復活があります。動き、体力ともに、かつての強さを完全に取り戻していました」と称賛する。
また「新しい“体制力”」と題して、新コーチについて言及。大坂は名将パトリック・ムラトグル氏との関係解消後、トーマス・ビクトロウスキ氏をチームに招聘した。すると、全米前哨戦の「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000)で準優勝。松岡氏は「これまでの強打一辺倒のテニスから、相手を揺さぶり、ミスを誘う戦術的なテニスへと進化。なおみさんは、新しいスタイルを確実に身につけ始めています」と新コーチとの良好な関係について言及した。
続いて「どこにも行かないなおみ」として、セカンドセットで3-3のサービスゲームを取り上げた。この時、大坂は4本連続でミスを犯してブレークを許したが、「今までなら“心ここにあらず”、どこか知らない惑星にいってしまったかのように集中が切れ、敗れてしまう時もありました。しかし今は違う。そこから冷静さを失わず、スマートに立て直し、最終的にはストレート勝利を収めました」とメンタル面での落ち着きを称えた。
そして「今日の試合、なおみさんのプレーはまだ“3割程度”しか出せていない。それでもストレートで勝ち切る圧倒的な強さ。この2週間、完全復活した大坂なおみを見続けたい!」と、松岡氏らしい熱い「感想」を綴った。
初戦を突破した大坂は2回戦で勢いのあるヘイリー・バプティスト(アメリカ/同47位)と対戦する。「完全復活」してさらにパワーアップした大坂の姿を、松岡氏とともに再び見られることを期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【関連記事】大坂なおみが全米オープン初戦に勝利! 粘る相手を振り切り「前向きな気持ちを保とうと努力した」<SMASH>
【画像】大坂なおみはじめ、2025全米オープンを戦う女子トップ選手たちの厳選フォト
【動画】大坂なおみがミネンを破った全米オープン1回戦ハイライトと、勝利後のオンコートインタビュー
この試合をコートサイドの最前列で見ていた日本テニス界レジェンドの松岡修造氏が、自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)でテーマごとに熱い解説をしている。
まずは「全米オープンで光輝く復活の一戦」と題し、「赤いキラキラのウェアに身を包み、1回戦に登場。煌びやかな装いとは裏腹に、プレーは冷静でスマート。まさに進化を遂げた姿を示してくれました」と記した。
そして次に「戻ってきた“フィジカルなおみ”」と松岡氏らしいユニークな表現で解説。ミネンが恵まれた体格を生かしたパワフルなショットを連発したことを「まるで100%の力をすべてぶつけるような攻撃を仕掛けてきました」と称賛しつつ、「それでもなおみさんは、焦らず、崩れず、辛抱強く対応。その背景には、彼女が最も必要としていたフィットネスの復活があります。動き、体力ともに、かつての強さを完全に取り戻していました」と称賛する。
また「新しい“体制力”」と題して、新コーチについて言及。大坂は名将パトリック・ムラトグル氏との関係解消後、トーマス・ビクトロウスキ氏をチームに招聘した。すると、全米前哨戦の「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000)で準優勝。松岡氏は「これまでの強打一辺倒のテニスから、相手を揺さぶり、ミスを誘う戦術的なテニスへと進化。なおみさんは、新しいスタイルを確実に身につけ始めています」と新コーチとの良好な関係について言及した。
続いて「どこにも行かないなおみ」として、セカンドセットで3-3のサービスゲームを取り上げた。この時、大坂は4本連続でミスを犯してブレークを許したが、「今までなら“心ここにあらず”、どこか知らない惑星にいってしまったかのように集中が切れ、敗れてしまう時もありました。しかし今は違う。そこから冷静さを失わず、スマートに立て直し、最終的にはストレート勝利を収めました」とメンタル面での落ち着きを称えた。
そして「今日の試合、なおみさんのプレーはまだ“3割程度”しか出せていない。それでもストレートで勝ち切る圧倒的な強さ。この2週間、完全復活した大坂なおみを見続けたい!」と、松岡氏らしい熱い「感想」を綴った。
初戦を突破した大坂は2回戦で勢いのあるヘイリー・バプティスト(アメリカ/同47位)と対戦する。「完全復活」してさらにパワーアップした大坂の姿を、松岡氏とともに再び見られることを期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【関連記事】大坂なおみが全米オープン初戦に勝利! 粘る相手を振り切り「前向きな気持ちを保とうと努力した」<SMASH>
【画像】大坂なおみはじめ、2025全米オープンを戦う女子トップ選手たちの厳選フォト
【動画】大坂なおみがミネンを破った全米オープン1回戦ハイライトと、勝利後のオンコートインタビュー