自由奔放な発言やトリッキーなプレーで人気を博す男子テニスのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/世界ランキング16位)の“どストレートな発言”が話題を呼んでいる。
今回彼がテニスストリーミングサイト『Tennis TV』のインタビューで触れたのは、先の「ロレックス上海マスターズ」(中国/ハードコート/ATP1000)を制したモナコ出身の26歳、バレンティン・バチェロット(現39位)についてだ。
予選2試合を勝ち抜いたバチェロットは本戦でも怒涛の快進撃を演じ、四大大会24勝を誇る元1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現5位)や元4位のホルガー・ルネ(デンマーク/現10位)らを破って決勝に進出。
そして最後は従兄でノーシードのアルテュール・リンダークネシュ(フランス/現27位)に勝利し、記念すべきツアー初タイトルを四大大会に次ぐマスターズ1000の大舞台で獲得した。また大会時に204位だった世界ランキングも現在は39位となっており、初のトップ40入りという価値あるマイルストーンも手に入れた。
そのバチェロットに初戦(2回戦)で敗れたブブリクが、今回のインタビューで物議を醸しかねない発言をした。予選勝者にマスターズ優勝を許したこと、ノーシードの選手が同カテゴリーの大会で決勝に進んだことが、今の男子ツアーのレベルの低さを露呈してしまったのではないかと、自らを含む上位選手の不甲斐なさを皮肉るコメントを残している。
さらには共に四大大会を複数回制しているカルロス・アルカラス(スペイン/現1位)とヤニック・シナー(イタリア/現2位)以外の層の薄さを思い知らされたとも言い放った。
「彼(バチェロット)がマスターズを優勝したのは僕たち全員の責任だと思う。どの選手も上海への準備が不十分だった。彼はトップ20やトップ10の選手を次々と破って優勝し、アルトゥールもトップのみんなに勝った。
ここで僕らは自問しなければならない。『シーズン終盤にもかかわらず上海まで行って、一体何をしているのか』ってね。僕らの半分はすでに多くのタイトルを獲得し、残りの半分は四大大会やマスターズを幾つか制していたりもするのに、その2人を止められなかったわけだ」
今季だけでツアー4勝を挙げているブブリクにとっては、大会時までトップ100にも入ったことがなかったバチェロットの優勝は屈辱的な出来事だったようだ。それを直球で口にしてしまうところは何とも彼らしいが、「素直に勝者を称えるべき」という声もすでにあちこちで出ている様子だ。
文●中村光佑
【動画】従兄弟対決となったバチェロット対リンダークネシュの上海マスターズ決勝ハイライト
【関連記事】”お騒がせ男”ブブリクがATPからの処分に猛反発! 「彼らは自分のルールも知らない。ばかばかしい」<SMASH>
【関連記事】“ラケット破壊男”ブブリクが今季4度目の初戦敗退で暴言!「このスポーツがいかにバカバカしいか文句を言いたい」<SMASH>
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予選2試合を勝ち抜いたバチェロットは本戦でも怒涛の快進撃を演じ、四大大会24勝を誇る元1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現5位)や元4位のホルガー・ルネ(デンマーク/現10位)らを破って決勝に進出。
そして最後は従兄でノーシードのアルテュール・リンダークネシュ(フランス/現27位)に勝利し、記念すべきツアー初タイトルを四大大会に次ぐマスターズ1000の大舞台で獲得した。また大会時に204位だった世界ランキングも現在は39位となっており、初のトップ40入りという価値あるマイルストーンも手に入れた。
そのバチェロットに初戦(2回戦)で敗れたブブリクが、今回のインタビューで物議を醸しかねない発言をした。予選勝者にマスターズ優勝を許したこと、ノーシードの選手が同カテゴリーの大会で決勝に進んだことが、今の男子ツアーのレベルの低さを露呈してしまったのではないかと、自らを含む上位選手の不甲斐なさを皮肉るコメントを残している。
さらには共に四大大会を複数回制しているカルロス・アルカラス(スペイン/現1位)とヤニック・シナー(イタリア/現2位)以外の層の薄さを思い知らされたとも言い放った。
「彼(バチェロット)がマスターズを優勝したのは僕たち全員の責任だと思う。どの選手も上海への準備が不十分だった。彼はトップ20やトップ10の選手を次々と破って優勝し、アルトゥールもトップのみんなに勝った。
ここで僕らは自問しなければならない。『シーズン終盤にもかかわらず上海まで行って、一体何をしているのか』ってね。僕らの半分はすでに多くのタイトルを獲得し、残りの半分は四大大会やマスターズを幾つか制していたりもするのに、その2人を止められなかったわけだ」
今季だけでツアー4勝を挙げているブブリクにとっては、大会時までトップ100にも入ったことがなかったバチェロットの優勝は屈辱的な出来事だったようだ。それを直球で口にしてしまうところは何とも彼らしいが、「素直に勝者を称えるべき」という声もすでにあちこちで出ている様子だ。
文●中村光佑
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