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海外テニス

錦織圭、世界78位に押し切られてウインブルドン2回戦敗退。前日の好調さ続かず<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.07.02

好調を維持するトンプソンに、なかなか自分のプレーをさせてもらえなかった錦織。(C)Getty Images

好調を維持するトンプソンに、なかなか自分のプレーをさせてもらえなかった錦織。(C)Getty Images

 テニス四大大会「ウインブルドン」(6月28日~7月11日/イギリス:ロンドン/グラスコート)では、現地7月1日に男子シングルス2回戦を実施。世界ランク53位の錦織圭(日清食品)は、同78位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)に5-7、4-6、7-5、3-6で敗退した。

 前日のアレクセイ・ポピリン(オーストラリア/67位)との1回戦では、相手に1度もブレークを許さずにストレートで快勝し、記念すべきグランドスラム100勝目を上げた錦織。これが2日連続のオーストラリア勢との対戦となる。一方のトンプソンは、1回戦で第12シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/14位)をフルセットで下しての勝ち上がりだ。

 試合は立ち上がりから互角の打ち合いが続き、終盤まで互いにブレークポイントのない拮抗した展開に。しかし、錦織から見て5-6となった場面のサービスゲームで、リターンエースを決められた錦織が0-40と大ピンチに。1本は取り返したが凌ぎ切ることはできず、第1セットを落としてしまった。

 ポピリン戦では好調なリターンやミスの少なさが際立っていたが、この日はそのどちらもいまいち調子が上がらない様子の錦織。第2セットも、先に複数本のブレークポイントを握られながら、自身は1度もチャンスをつかむことができないという苦しい流れに。そして第10ゲームで再び迎えたピンチの場面、ラリー戦の中でついにバックハンドをネットにかけてしまいこのセットも落とした。
 
 なんとか流れを変えたい第3セット。やはりミスがかさむ錦織は先にブレークを奪われたが、第7ゲームで手にしたこの試合初めてのブレークチャンスを1本で成功させる。以降は徐々にストロークの精度が増し、ラリーで優位に立ち始めた錦織が第11ゲームもブレーク。1つセットを取り返した。

 第4セットでは、第4ゲームでまたも相手にブレーク先行された錦織だったが、続くゲームは攻めの姿勢全開ですぐさま挽回。このままの勢いで得意とするフルセットマッチに持ち込みたいところだったが、第8ゲームで3連続のブレークピンチを迎えると、その1本目でフォアの強打をネットにかける痛恨のミス。続くトンプソンのサービング・フォー・ザ・マッチを阻止することはできず、3時間5分で力尽きた。

 勝利したトンプソンは、次戦でイリア・イバシュカ(ベラルーシ/79位)と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

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