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海外テニス

「3週間あれば十分に取り戻せる」マドリードで復帰のナダルが全仏OP14度目の制覇に自信<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.05.01

レアル・マドリーの本拠地であるエスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウに姿を見せたナダル。(C)Getty Images

レアル・マドリーの本拠地であるエスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウに姿を見せたナダル。(C)Getty Images

 肋骨のケガにより3月のインディアンウェルズ以降、ツアーを離脱している世界ランク4位のラファエル・ナダル(スペイン)が、ラ・リーガのレアル・マドリー対エスパニョールの試合前セレモニーに登場。R・マドリーの35回目のリーグ優勝を見届けたナダルが、ケガの状況とツアーでの今後について明かした。

 今年1月の全豪オープンで男子テニス史上最多となる21度目のグランドスラム優勝を飾った35歳のナダルは3月初旬のBNP・パリバオープン準決勝で左胸部を負傷。大会後の検査で肋骨の疲労骨折が発覚し、「4~6週間ほど休養することになる」とファンに報告していた。

 出場予定だった「モンテカルロ・マスターズ」、「バルセロナ・オープン」を欠場したナダル。今回のセレモニーでは約1カ月のリハビリ期間を振り返り、「肋骨のケガはとても危険なもので、痛みも酷いものだった。2週間ほどはほとんどトレーニングできなかったよ」と明かす。
 
 それでも、先週には自身のツイッターで、5月1日から開幕する「マドリード・マスターズ」での復帰を発表していたナダル。大会に向けては「マドリードでは(高地のため)要求されるレベルは高いけれど、できる限りのことをしたい」と意気込みを語った。

 さらにこの日は、14度目の制覇を狙う全仏オープンについても言及。開催まで3週間と、ケガ明けにしては短い準備期間にも思えるが、ナダル自身は不安を感じていない様子で、「パリにも行くつもりだよ。3週間は競争力を取り戻すためには十分な時間だ」と、心強いコメントを残している。

 マドリード・オープンに第3シードとして出場するナダルは2回戦からの登場となり、ミオミル・ケツマノビッチ(セルビア/世界38位)とアレクサンダー・バブリク(カザフスタン/同32位)の勝者と対戦する。また、順当に勝ち上がれば準々決勝で、トップ10入りを果たしたばかりの若きスペインの星、カルロス・アルカラス(同9位)とも対戦予定だ。

構成●スマッシュ編集部

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