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国内テニス

全日本テニス選手権、今大会で現役引退の添田豪が大接戦の末に勝利「決勝戦のつもりで戦った」<SMASH>

前道右京(スマッシュ編集部)

2022.10.25

勝利をものにした第2シードの添田。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

勝利をものにした第2シードの添田。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 テニスの日本チャンピオンを決める「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th」が10月25日に大会4日目を迎えた。昨年はブルボンビーンズドーム(兵庫)で行なわれたが、有明コロシアムおよび有明インドアコート(東京)に会場を戻し、3年ぶりに有観客で開催。この日は男女シングルス2回戦のうち各々8試合が実施された。

 男子では、今大会を最後に現役から退くと表明している第2シードの添田豪が、センターコートの第2試合に登場。2021年インカレ室内テニスシングルス優勝の田口涼太郎を6-3、5-7、6-4で破り、3回戦へ駒を進めた。

 試合に勝利した添田は、「難しい試合だったけど、勝つことができてうれしい。2回戦から決勝戦のつもりで戦っていたので、試合に勝ててうれしいというのが、率直な気持ちです」と、ほっとした表情で語った。

 また、「引退を決めてから、この日に向かって標準を合わせて練習をしていて、特に10月に入ってからすごく集中して練習をしていた。この大会で最後になるので、この緊張も楽しめたらいいなと思う」と試合に入る前の心境を明かした。

 その他の試合では、第12シード伊藤竜馬が山尾玲貴に最終セットのタイブレークで勝利を飾った。順当に勝ち上れば、準々決勝で添田と対戦する予定だ。
 
 なお、勝利を収めた添田は、3回戦で、第13シードの川橋勇太を1-6、7-6(9)、6-3で下した原﨑朝陽とベスト8入りをかけて対戦する。次戦の原崎に対しては「ここまで来たら攻め勝つつもりで、気持ちで負けないように戦いたいと思う」と意気込みを語った。

◆男子シングルス2回戦の結果(10月25日)

川上倫平(橋本総業ホールディングス)⑦ 4-6 7-6(4) 6-2 菊池玄吾(エキスパートパワーシズオカ)[Q]  
羽澤慎治(JCRファーマ)⑪ 6-1 3-6 6-3 白藤成(慶應義塾大学)[WC]
仁木拓人(三菱電機) 6-3 6-4 住澤大輔(フリー)⑯ 
関口周一(Team REC)④ 6-4 7-6(4) 田島尚輝(やまやコミュニケーションズ)[Q] 
田沼諒太(橋本総業ホールディングス)⑥ 4-6 6-3 6-3 磯村志(やすいそ庭球部)
伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス)⑫ 6-4 2-6 7-6(5) 山尾玲貴(九州電力)[WC]  
原﨑朝陽(ノア・テニスアカデミー神戸垂水)[WC] 1-6 7-6(9) 6-3 川橋勇太(マイシン)⑬
添田豪(GODAI)② 6-3 5-7 6-4田口涼太郎(近畿大学)

※丸数字はシード、[Q]は予選勝者、[WC]はワイルドカード、[LL]はラッキールーザー 

取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)

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