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国内テニス

「Uchiyama Cup」第2週、中川直樹が西脇一樹にフルセットの逆転で勝利!ITFツアー3勝目を飾る<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.09.17

ITFツアーの「Uchiyama Cup」2週目、優勝した中川直樹(右)と準優勝の西脇一樹(左)。写真:(C)UCHIYAMA CUP 長浜功明

ITFツアーの「Uchiyama Cup」2週目、優勝した中川直樹(右)と準優勝の西脇一樹(左)。写真:(C)UCHIYAMA CUP 長浜功明

 男子のITF(国際テニス連盟)ワールドツアーM25「Uchiyama Cup」は、9月17日に最終日を迎え、平岸庭球場(北海道札幌市)でシングルス決勝が行なわれた。第1シードの中川直樹(世界ランク410位)がノーシードの西脇一樹(同763位)に4-6、6-1、6-4のフルセットで勝利を収め、優勝を飾った。

 この大会は男子テニス元世界ランク78位の内山靖崇(現322位)が創設したITFツアー。現役選手として世界を転戦しながらも、同時にテニス界の発展にも貢献していきたいという思いから作られた大会だ。

 2021年は国内ツアーのJTT1(賞金総額300万円以上で、 日本テニス協会が認めた大会)として行なわれ、昨年からはITFツアーとして開催。「Uchiyama Cup」は、同一会場で「WEEK1(9月3日~10日)」「WEEK2(9月10日~17日)」と2大会連続開催のため、選手の移動負荷が少なく、遠征費も削減され、より多くのプレーヤーがエントリーしやすくなっている。

 中川は今大会、初戦から1セットも落とさない素晴らしい勝ち上がりで決勝へ進出。2021年11月の「アフラ大会」(イスラエル・アフラ/ハードコート)以来のITFツアー優勝に王手をかけていた。
 
 対する西脇は、準々決勝で第2シードの望月勇希(同503位)にストレートで快勝。準決勝ではWEEK1で優勝を果たしている関口周一(同711位)にフルセットの末に逆転勝利を収め、決勝へ駒を進めていた。

 この日のシングルス決勝では、試合開始から互いにサービスキープが続く拮抗した展開となる。そして第10ゲームで中川がこの試合初めてのブレークポイントを西脇に握られると、このワンチャンスをものにされ4-6で先取される。

 しかし、第2セットに入ると中川が息を吹き返す。サービスゲームでは1stサービスのポイント取得率が100パーセントと安定したプレーを発揮。リターンゲームでは3度のブレークに成功し、6-1でイーブンに戻す。

 勝負の第3セットでは、勢いに乗った中川が3度のブレークに成功。粘りを見せる西脇を跳ね除け、6-4で勝ち切った。2時間25分の熱戦を制し、自身3度目のITFツアー優勝を手にした。

◆男子シングルス決勝
中川直樹(日本)[1] 4-6 6-1 6-4 西脇一樹(日本)

※名前の後の[ ]内の数字はシード順位

構成●スマッシュ編集部

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