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海外テニス

コーチを繰り返し解任する20歳の元全米女王ラドゥカヌが理由を明かす「私は指示どおり動く人間じゃない」<SMASH>

中村光佑

2023.10.22

2021年の全米優勝で脚光を浴びたラドゥカヌだが、以降はほとんど結果を残せず苦しい状況が続いている。(C)Getty Images

2021年の全米優勝で脚光を浴びたラドゥカヌだが、以降はほとんど結果を残せず苦しい状況が続いている。(C)Getty Images

 予選から全てストレート勝ちを収めて四大大会初優勝を果たした2021年の全米オープン以降は、受難続きの日々が続いている女子テニス元世界ランク10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/現280位/20歳)。そんな中で幾度となく物議を醸してきたのが度重なるコーチの解任だ。

 彼女はここ2年ほどで新たなコーチを雇っては契約解消を繰り返しており、現在は指導者がいない状況となっている。

 ラドゥカヌは先日出演した英公共放送『BBC』のラジオ番組『Today』の取材ですでに5人ものコーチと別れを告げたことについて言及。自身のテニスに対する“献身的な姿勢”や“好奇心”が逆に仇になっているのではないかとし、以下のようにコメントした。

「私はコーチにたくさんの質問をする。場合によっては、彼らが私の質問に答えられなかったこともあり、それがコーチを何度も変えることにつながった理由の1つかもしれない」
 
 実のところラドゥカヌは「常に指導者の言うことを鵜呑みにはしないようにしている」そうで、どうやら今後もそのポリシーを変えるつもりはないようだ。

「私はコーチたちを刺激したり質問したりし続け、(違和感を抱いた時は)コーチの考え方にも異議を唱え続けている。私は、『何かをしろ』と指示されればそれに簡単に従うというような人間ではない。そう指示された理由を理解してから実行する必要があるタイプなの」と語った。

 ちなみにラドウカヌは4月の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/WTA500)で初戦敗退を喫して以降、両手首と足首のケガによりツアートーナメントではプレーをしていない。海外テニス専門メディア『UBITENNIS』によれば現時点では12月に中国・マカオで開催される男女混合のエキジビジョンマッチ『MGMマカオテニスマスターズ』(12月2日~3日/インドアハードコート)での復帰を目指しているという。

文●中村光佑

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