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国内テニス

テニス日本リーグ決勝トーナメントがまもなく開幕。男子連覇を狙うイカイ、女子新チーム結成の橋本総業などが激突!<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.02.11

1st&2ndステージ全勝で決勝トーナメントに進んだ男子の三菱電機(上段左)、イカイ(上段右)、女子のリコー(下段左)、橋本総業(下段右)。写真:北沢勇

1st&2ndステージ全勝で決勝トーナメントに進んだ男子の三菱電機(上段左)、イカイ(上段右)、女子のリコー(下段左)、橋本総業(下段右)。写真:北沢勇

 実業団チームによる国内最高峰の団体戦「第38回テニス日本リーグ」は、2月16日(金)から18日(日)にいよいよ決勝トーナメントが行なわれる。東京体育館(渋谷区)に男子8チーム、女子6チームが集い、シングルス2本+ダブルス1本の試合形式で“日本最強チーム”を決する。その見どころを紹介しよう。

 男子は1st&2ndの予選ステージを、前回優勝のイカイ(ブルーブロック)と同3位の三菱電機(レッドブロック)が8戦全勝で1位通過した。レッドブロックの三菱電機はシングルスNo.1の清水悠太、No.2の高橋悠介が好調で、清水はここまで7勝1敗、高橋は8連勝とチームを牽引。第33回大会以来の優勝に向け視界良好だ。2位には前回準優勝の橋本総業ホールディングス(以下HD)が7勝1敗で続き、3位のエキスパートパワーシズオカ(5勝3敗)、4位のマイシン(5勝3敗)までが決勝Tの出場権を得た。

 ブルーブロックのイカイは23年全日本チャンピオンの徳田廉大と、22年同王者でケガから復帰した今井慎太郎が軸。徳田は単複合わせて5戦全勝、今井は5勝1敗の星を挙げ、さらに今季加入した杉田祐一も3試合に出場して全勝と気を吐いた。元世界ランク36位で、引退を表明している杉田にとって、今回の日本リーグは現役最後の大会。チームの3連覇に貢献して花道を飾れるか、注目したい。

 2位は片山翔を擁する伊予銀行(7勝1敗)、3位はノアインドアステージ(6勝2敗)、4位はレック興発(5勝3敗)と続き、決勝Tに進んでいる。

 決勝Tを戦う各チームには、ATPランカーの“外国人助っ人”も少なくない。許育修(マイシン)、デニス・クドラ(エキスパートパワーシズオカ)、リー・ツ(橋本総業HD)、リー・ゼ(同)、タイソン・キアットコウスキ(イカイ)らの質の高いプレーも大きな見どころだ。
 
 女子は予選ステージで幾つか番狂わせがあった。まずレッドブロックで、前年準優勝の橋本総業HDがリコーに1-2で敗北。坂詰姫野、岡村恭香、小堀桃子ら強豪を揃える橋本総業HDだが、リコー戦では坂詰が板谷里音に足をすくわれ、ダブルスもマッチタイブレークを落とした。1位はそのリコーで5戦全勝、2位の橋本総業HD(4勝1敗)、3位のフクシマガリレイ(3勝2敗)までが決勝Tへコマを進めた。

 今季、橋本総業は橋本総業HDとは別に、松田美咲、瀬間詠里花、大前綾希子らでもう1チームを結成。ブルーブロックはこの“第2チーム”が躍進した。前年の優勝チームで、新旧全日本女王の加治遥、桑田寛子らを擁する島津製作所を3-0で破ったのだ。しかも橋本総業は松田を欠きながら、瀬間が加治を、小林ほの香が桑田を破る大健闘だった。

 結局、橋本総業が5戦全勝で1位、島津製作所が4勝1敗で2位、ノアインドアステージが3勝2敗で3位に。決勝Tでは、予選ステージで悔しい思いをした上位選手、上位チームが立て直しを図って臨んでくるだろう。島津製作所と橋本包囲網の戦いに、リコーなども加わり、例年以上の熾烈な優勝争いが見られそうだ。

【第38回テニス日本リーグ決勝トーナメント(東京体育館)】
◆2月16日(金):男子準々決勝=10:00~、女子準々決勝=N.B.13:00
◆2月17日(土):男女準決勝=10:00~、男子5・7位決定戦&女子5・6位決定戦=N.B.13:00
◆2月18日(日):男女決勝&3位決定戦=10:30~ ※試合終了後、表彰式および閉会式

構成●スマッシュ編集部

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