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海外テニス

錦織圭が4月1日開幕の全米クレーコート選手権にエントリー。約3年ぶりにクレーでプレーへ<SMASH>

中村光佑

2024.03.07

マイアミ・オープン翌週のヒューストン大会にエントリーした錦織圭。出場すれば21年全仏オープン(写真)以来のクレーでのプレーとなる。(C)Getty Images

マイアミ・オープン翌週のヒューストン大会にエントリーした錦織圭。出場すれば21年全仏オープン(写真)以来のクレーでのプレーとなる。(C)Getty Images

 4月1日から開催される男子テニスツアー「全米男子クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン/クレーコート/ATP250)は3月6日に大会公式サイトを更新し、度重なる故障からの完全復活を目指す元世界ランク4位の錦織圭(現352位)のエントリーを正式に発表した。

 昨年7月の「アトランタ・オープン」(ATP250)以降、長らく戦線を離脱している錦織。それでも最近はSNSでのプレー動画の公開や元世界4位の新コーチのトーマス・ヨハンソン氏(スウェーデン/48歳)の招聘など、明るい話題が徐々に増えつつある。先日には3月20日に開幕するマスターズ1000大会「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ハードコート)の本戦ワイルドカード(主催者推薦)を獲得。刻一刻と待望のカムバックは近づいてきている。

 そして今回は全米クレーコート選手権のエントリー。錦織は当時21歳で出場した2011年の同大会で準優勝しており、この時は決勝でジュニア時代からのライバル、ライアン・スウィーティング(アメリカ/元64位/引退)に4-6、6-7(3)で敗れていた。現時点では身体の状態次第ではあるが、マイアミで無事プレーできれば約13年ぶりのヒューストン参戦も期待してよいだろう。
 
 大会公式サイトが公開したエントリー選手のニュースページでは、今回錦織はプロテクトランキング(負傷離脱前のランキングでエントリーできる救済措置)48位を使用したことを注釈として記載している。また、これまでの輝かしい功績を紹介する形で錦織のエントリーを以下のように伝えた。

「出場者リストの中には2011年全米クレー選手権準優勝の錦織圭も含まれる。日本のスターはATPランキングで最高4位に上り詰め、12個のツアータイトルを獲得。2014年の全米オープンでは準優勝を果たした。彼はリバーオークス(ヒューストン大会の開催地)に来る直前に、マイアミ・オープンで昨年7月以来となるツアー復帰を遂げる予定だ」

 ちなみに錦織がクレーの大会に出場したのは21年6月の全仏オープンが最後。予定通りヒューストンの舞台で約2年10カ月ぶりとなる赤土のコートでのプレーが見られることを願いたい。

文●中村光佑

【画像】全米クレーコート選手権が公式SNSで発表した出場予定選手

【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ

【PHOTO】錦織、大坂、土居、西岡ら、東京オリンピックに挑むテニス日本代表を一挙紹介!
 
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