専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

大坂なおみ、ケルバー、ウォズニアッキ、ラドゥカヌ、四大大会優勝経験者4名が「ウインブルドン」主催者推薦枠で出場へ!<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.06.21

今年のウインブルドンでは大坂なおみを含む4名の四大大会優勝経験者に主催者推薦枠が与えられた(写真左から、大坂、ケルバー、ウォズニアッキ、ラドゥカヌ)。(C)Getty Images

今年のウインブルドンでは大坂なおみを含む4名の四大大会優勝経験者に主催者推薦枠が与えられた(写真左から、大坂、ケルバー、ウォズニアッキ、ラドゥカヌ)。(C)Getty Images

 7月1日に開幕する今季3つ目のテニス四大大会「ウインブルドン」(7月1日~14日/イギリス・ロンドン/芝コート)の本戦ワイルドカード(主催者推薦)が、6月19日に発表された。女子シングルスでは、元世界1位の大坂なおみ(現世界ランク113位)やアンジェリーク・ケルバー(同224位/ドイツ)、キャロライン・ウォズニアッキ(同114位/デンマーク)、エマ・ラドゥカヌ(同338位/イギリス)と、4人の四大大会優勝経験者らが選出されている。

 4度のメジャー制覇を誇る大坂と、ウインブルドンを含むメジャー3度優勝のケルバーは、今シーズンの始めに産休から復帰。昨年夏から戦列に戻ったウォズニアッキと合わせ、3人が出産後の長期休養からのカムバック組だ。

 復帰後の大坂はしばらく早期敗退が続いていたが、2月の「カタール・オープン」で準々決勝に進出、5月の「イタリア国際」でベスト16進出と徐々に勝利を増やしてきた。「全仏オープン」では2回戦で敗れたものの、優勝したイガ・シフィオンテク(ポーランド/同1位)との大熱戦では元女王の力を改めて証明。

 また芝のシーズンで大坂は、開幕戦の「リベマ・オープン」で準々決勝に進出している。果たして1回戦で敗れた2019年以来となるウインブルドンで、自己最高の3回戦進出を越えることができるか。
 
 優勝した2018年を含め、2度も決勝の舞台に立った元女王ケルバーにとって、ウインブルドンはもっとも得意な四大大会だ。復帰後はまだ波があるものの、WTA1000大会「BNPパリバ・オープン」と「イタリア国際」で各々ベスト16入り。芝シーズンの初戦となった開催中の「エコトランス・女子オープン」では、1回戦でリンダ・ノスコワ(チェコ/同28位)に敗退している。

 2018年の「全豪オープン」を制したウォズニアッキは、昨季、復帰後3大会目だった「全米オープン」で4回戦、今季も「BNPパリバ・オープン」で準々決勝進出と、簡単ではない産後キャリアを順調に進めてきた。ただ、「イタリア国際」や「全仏オープン」でワイルドカードを得られず、父でコーチのピョートル氏がカードの運用について批判。テニス界に貢献した選手の復帰サポートを訴えていたなかでのウインブルドン選出となった。

 もうひとりのカードを得た四大大会優勝者はラドゥカヌだ。イギリスの女子選手として1977年のバージニア・ウェイド以来のメジャー覇者となったのが2021年「全米オープン」。その後はケガに苦しみ、複数回の手術を経て今シーズンから復帰していた。先週の芝シーズン開幕戦「ロスシー・オープン」で準決勝まで勝ち上がっている。

 なお、上記4人の他にワイルドカードが与えられたのは、元38位のヘザー・ワトソン(同50位)、「ロスシー・オープン」で準々決勝に進出したフランチェスカ・ジョーンズ(同218位)、そして日本国籍でイギリス協会所属の宮崎百合子(同147位)という地元勢だ。

構成●スマッシュ編集部


【画像】全仏オープン2024で奮闘した、大坂なおみほか女子選手たちをピックアップ

【関連記事】大坂なおみ、完勝で6年ぶりの芝大会ベスト8入り! 次戦はアンドレスクとの全米女王対決で「とても楽しみ」<SMASH>

【関連記事】元全米女王ラドゥカヌがケガからの復帰途上によりパリ五輪を欠場。「出場するのには、まだふさわしい時期ではないと思った」
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号