いよいよ幕を開けたパリ五輪。テニス競技は7月27日から8月4日までローランギャロス(レッドクレー)を舞台に行なわれる。開幕に先立ち、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトでは「My Olympics」と題して、出場選手にオリンピックへの思いをインタビューしている。
7月26日に登場したのは世界ランク6位のアレックス・デミノー(オーストラリア)。現在キャリア最高位に達している25歳は、今回が初の五輪出場だ。
まず最も見たい競技を問われたデミノーは、サッカーや水泳、陸上などにも触れつつ「バスケットボールを見たい」と回答。そしてテニス以外で好きなオリンピック選手として、NBAマイアミ・ヒートのパティ・ミルズの名を挙げた。35歳のミルズはバスケのオーストラリア代表として08年北京、12年ロンドン、16年リオ、21年東京に出場、今回のパリにもキャプテンとして参加している。
一方、「水泳は昔からオーストラリアにとってとても強いスポーツだ」と興味を示しながら、自分に向いていない競技を尋ねられると「水泳」と答えたデミノー。「水泳に関しては何から何まで苦戦した。過去に何度かプレシーズンに挑戦したことがあるけど、楽しめなかったよ。とてもとても難しいと感じたね」とお手上げ状態だ。
最後に五輪でプレーする意気込みを聞かれたデミノーは「すごく興奮している。ずっと夢だったんだ。楽しみにしているよ」と胸躍る思いを語り、インタビューを終えた。
もう1人、3度目の五輪出場となる39歳のスタン・ワウリンカ(スイス/元世界3位、現109位)も25日のこのコーナーに登場。ワウリンカと言えば08年北京の男子ダブルスで、ロジャー・フェデラーと組み金メダルを獲得したのが思い出される。
それについてワウリンカは「私にとって五輪で金メダルを手にできたことは、初めての大きな大きな結果だった」と語る。「五輪はあらゆるスポーツが集まる特別なイベントだ。あらゆるスポーツのアスリートが参加し、テニスファンだけでなく、あらゆるスポーツのファンが観戦するんだ」と熱い思いを述べた。
好きなスポーツ選手については、陸上のウサイン・ボルトと回答。「最初に見たのは北京五輪で、ウサイン・ボルトは特別な存在だったと思う。もちろん、とても楽しかったよ」と振り返った。
テニス以外で得意な五輪競技を問われると「絶対にない!」、一方で苦手な競技は「たくさんある!」と断言。「それが五輪のいいところでもあると思う。いつもとは違うスポーツを観戦できるチャンスだし」とワウリンカ。
競技とは離れた時間も印象に残っているという。「スイスのアスリートたちと一緒に部屋で長い時間を過ごしたので、彼らと分かち合えたことが一番うれしかった。色々な選手やコーチと、色々なスポーツについて語り合う、そして最後はメンタリティやスポーツに対する愛を話すんだ」
共に五輪への思い入れの強さが伝わってくるデミノー、ワウリンカのインタビュー。2人のシングルス初戦は、ワウリンカが現地27日夜(日本時間28日未明)にパベル・コトフ(中立選手/62位)と、デミノーは現地28日にヤン-レナード・ストルフ(ドイツ/34位)と組まれている。
構成●スマッシュ編集部
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7月26日に登場したのは世界ランク6位のアレックス・デミノー(オーストラリア)。現在キャリア最高位に達している25歳は、今回が初の五輪出場だ。
まず最も見たい競技を問われたデミノーは、サッカーや水泳、陸上などにも触れつつ「バスケットボールを見たい」と回答。そしてテニス以外で好きなオリンピック選手として、NBAマイアミ・ヒートのパティ・ミルズの名を挙げた。35歳のミルズはバスケのオーストラリア代表として08年北京、12年ロンドン、16年リオ、21年東京に出場、今回のパリにもキャプテンとして参加している。
一方、「水泳は昔からオーストラリアにとってとても強いスポーツだ」と興味を示しながら、自分に向いていない競技を尋ねられると「水泳」と答えたデミノー。「水泳に関しては何から何まで苦戦した。過去に何度かプレシーズンに挑戦したことがあるけど、楽しめなかったよ。とてもとても難しいと感じたね」とお手上げ状態だ。
最後に五輪でプレーする意気込みを聞かれたデミノーは「すごく興奮している。ずっと夢だったんだ。楽しみにしているよ」と胸躍る思いを語り、インタビューを終えた。
もう1人、3度目の五輪出場となる39歳のスタン・ワウリンカ(スイス/元世界3位、現109位)も25日のこのコーナーに登場。ワウリンカと言えば08年北京の男子ダブルスで、ロジャー・フェデラーと組み金メダルを獲得したのが思い出される。
それについてワウリンカは「私にとって五輪で金メダルを手にできたことは、初めての大きな大きな結果だった」と語る。「五輪はあらゆるスポーツが集まる特別なイベントだ。あらゆるスポーツのアスリートが参加し、テニスファンだけでなく、あらゆるスポーツのファンが観戦するんだ」と熱い思いを述べた。
好きなスポーツ選手については、陸上のウサイン・ボルトと回答。「最初に見たのは北京五輪で、ウサイン・ボルトは特別な存在だったと思う。もちろん、とても楽しかったよ」と振り返った。
テニス以外で得意な五輪競技を問われると「絶対にない!」、一方で苦手な競技は「たくさんある!」と断言。「それが五輪のいいところでもあると思う。いつもとは違うスポーツを観戦できるチャンスだし」とワウリンカ。
競技とは離れた時間も印象に残っているという。「スイスのアスリートたちと一緒に部屋で長い時間を過ごしたので、彼らと分かち合えたことが一番うれしかった。色々な選手やコーチと、色々なスポーツについて語り合う、そして最後はメンタリティやスポーツに対する愛を話すんだ」
共に五輪への思い入れの強さが伝わってくるデミノー、ワウリンカのインタビュー。2人のシングルス初戦は、ワウリンカが現地27日夜(日本時間28日未明)にパベル・コトフ(中立選手/62位)と、デミノーは現地28日にヤン-レナード・ストルフ(ドイツ/34位)と組まれている。
構成●スマッシュ編集部
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