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海外テニス

「未知の領域…」車いすテニス小田凱人が“悲願の金メダル”獲得にレジェンド国枝慎吾も大興奮「新時代へ突入した!」「どの様に変わっていくのか…」【パリ・パラリンピック】

THE DIGEST編集部

2024.09.10

パリ・パラリンピックの車いすテニス男子シングルスで金メダルを獲得した小田凱人。写真:西村尚己/アフロスポーツ

パリ・パラリンピックの車いすテニス男子シングルスで金メダルを獲得した小田凱人。写真:西村尚己/アフロスポーツ

 パリ・パラリンピックの車いすテニス男子シングルスに出場した18歳小田凱人は、現地9月7日(日本時間8日)にパリのローランギャロスで行なわれた決勝で、イギリスのアルフィー・ヒューエットと対決。2-1(6-2、4-6、7-5)で破り、史上最年少金メダルに輝いた。
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 第1セットは、試合の途中にイギリスのヒューエットが脚の痛みを訴え、約10分以上中断のアクシデント。試合は再開し、小田持ち前の力強いショットなどで、第1セットを先取。第2セットはヒューエットの反撃に仕留められ、奪い返された。

 運命の第3セット。序盤から完全に流れを奪われるなか、なんとかゲームを連取して逆転。車いすテニス界の歴史に残る激闘を制し、悲願の金メダルをつかんだ。

 小田は男子ダブルスでは、惜しくも銀メダルと、金には届かなかったが、シングルスで金メダルに輝き、勝利の直後には車椅子の車輪を自ら外しコートに倒れ込むパフォーマンスを見せた。
 
 小田は、この種目の日本勢として、2021年東京大会でパラリンピック3連覇を成し遂げた国枝慎吾に次いで2人目の金メダリストとなった。そんな国枝は、自身に次ぐ金メダリストの誕生にX(旧ツイッター)で「新時代へ突入しました!ベストプレーヤーがぶつかり合う最高の決勝戦でした!凱人おめでとう」と称賛した。

 また小田は、「これから車いすテニス界がどの様に変わっていくのか、未知の領域となります。『認知』から『人気』へ。新たなステージが始まった気がしています!」と綴り、今後の車いすテニスの未来に期待を寄せている。

構成●THE DIGEST編集部

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