８月21日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）で真夏のビッグマッチ『STARDOM×STARDOM 2022～名古屋真夏の遭遇～』を開催。第6試合では、ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンチームのFWC葉月＆コグマに、コズミック・エンジェルズの中野たむ＆なつぽいが「革命をおこす」を合言葉に挑戦した。

　中野となつぽいは6月の名古屋大会で金網マッチ、後楽園大会でそれぞれシングルマッチで対決。１勝１敗の五分で激闘を終えると、なつぽいが所属していたドンナ・デル・モンド（DDM）を裏切り、抗争相手だったコズエン入りをした経緯がある。

　先手を取ったのはFWCだった。早々に中野を排除すると、なつぽいに波状攻撃を仕掛ける。コーナーからなつぽいを叱咤する中野は、ここでたまらずキックでカットするが、再び彼女を排除したFWCは葉月がなつぽいの顔面を殴打。その激しい攻撃はさらに増していくいった。

　しかし、中野となつぽいがトップロープから手を繋いでプランチャを放つと、これで形勢が逆転。リングに戻っても主導権をFWCに渡さず、最後はなつぽいがコグマにフェアリーストレインを炸裂させてカウント3を奪取。タイトルをもぎ取った。
  　試合後、なつぽいは「ウチらは女子プロ界に革命をおこす。きょうはその始まり。たむちゃん！後悔させないよ」と言ったところで、MIRAIと壯麗亜美が登場。MIRAIが「今度こそ魂こめて奪取します！」と挑戦表明すると、中野は「そのデッカイ図体に革命を刻みこむ」と受諾。初防衛戦の相手はMIRAI＆壯麗になりそうだ。

　バックステージでもなつぽいは「もっともっと広く世間を巻き込んで、熱狂的なユートピアを作る！ アーティストになります。私たちは令和のビューティーペアになる！ 女子プロ界を変える存在になりたい。大人たちを動かして叶えます」と衝撃宣言。すでに様々な野望は抱いているようで、今後会見で明らかにしていくという。

　そこに、これまで中野を推してきたタイチが登場。「11月の合同興行、俺は2人と組みたい！ 2人から俺はいろんなものを吸収したいから」と11.20有明大会のミクスドマッチに立候補。こちらも対戦相手など行方が気になるところだ。

◆スターダム◆
『STARDOM×STARDOM 2022～名古屋真夏の遭遇～』
2022年8月21日
愛知・ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）
観衆　1353人
▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合（30分1本勝負）
＜王者組＞葉月＆●コグマ（15分53秒　フェアリー・ストレイン）中野たむ＆なつぽい○＜挑戦者組＞
※第24代王者組が5度目の防衛に失敗、たむ＆なつぽいが第25代王者組となる。

取材・文●どら増田

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