現地８月１日からF1第14戦ハンガリーGPが開幕する。ドライバーズランキングで１ー２を占めるマクラーレン勢がここまで各レースで熾烈な争いを展開しており、ハンガロリンクでもオスカー・ピアストリ、ランド・ノリスのチームメイト同士によるバトルが注目を集めそうだ。

　今季13戦終了時点で、ピアストリが266ポイントでトップ、ノリスが250ポイントで２位につける。前半戦の勢いを見ても、すでにタイトル争いは２人に絞られつつある状況だ。ピアストリ６勝、ノリス４勝と圧倒的な強さを見せているマクラーレンの両ドライバーが、サマーブレイク前最後のレースでも主役になる可能性が極めて高い。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目！ 　目前に迫るハンガリーGPでマクラーレン勢がレースをリードすると展望しているのが英メディア『GRANDPRIX247』だ。

「ピアストリにとって、ハンガリーは昨シーズン初優勝を飾ったグランプリ」と振り返りながら、「F1ポイントリーダーとしてこの地に戻ってきた。チームメイトのノリスに対して、８月のサマーブレイク前により確かなリードを築こうとしている」と期待。今季の13戦６勝という戦績を挙げ、「これは１年でオーストラリア人ドライバーが挙げた最多勝利数の新記録だ」と称えている。

　ノリスについても昨年のレース内容を振り返っており、「ポールポジションを獲得したが、スタートでピアストリに抜かれた。その後、ピットストップのタイミングの差で再び首位を奪い返したが、チームの指示によりポジションを譲り返すよう命じられた」と回想。そのうえで、「最終的にノリスは指示に従ったが、当時は不満を抱いていた。今回はそうした“物議”なしに優勝を目指す」と見通している。

　さらに「マクラーレンは依然として支配的だ」と、チームとしての現在の強さを評価。全コンストラクター最多となる12度の優勝を収めている過去にも触れ、「ハンガリーで歴史的に最も成功しているチーム。再びチームメイト同士の激しい戦いが予想される」と見解を示した。

　今年もピアストリとノリスが他を圧倒するレースになるだろう。両者によるタイトル争いも、例年以上のハイレベルな内容で繰り広げられていく予感が高まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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