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【F1】予選では2018年リカルド以来の好成績も...角田裕毅の“ペース不足”を英記者指摘「VERより1周1秒も遅かった」

THE DIGEST編集部

2025.07.31

第2スティント開始直後のレースペース不足を指摘された角田。(C) Getty Images

第2スティント開始直後のレースペース不足を指摘された角田。(C) Getty Images

 F1レッドブルの角田裕毅は現地7月27日のベルギーGP予選で移籍後最高となる7番グリッドを獲得。英専門メディア『The Race』の英国人記者スコット・ミッチェル=マルム氏によると、マックス・フェルスタッペンとの差、「0.381秒」はチームメイトとして、スパ・フランコルシャンでは2018年のダニエル・リカルド以来の僅差だという。

 スプリントレースと予選の間にフロアのアップデートを投入するという、ドライバーにとって難しい状況にも適応し、結果を出した角田にはローラン・メキース代表から賛辞が寄せられた。しかし翌日の決勝のペースに関しては疑問の声が上がっている。

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 前出のミッチェル=マルム記者は「ベルギーでの主な問題は間違いなくピットストップのコミュニケーションミスだった」と前置きしながら、「レッドブルには(角田への)それなりの懸念もあるだろう」と主張。以下のように日本人ドライバーのレースを振り返った。

「第1スティントでは好走を続けていたが、ピットストップのミスの後、クリーンエアー(前走車が作った空気の乱流の影響を受けにくい状態)でタイムを挽回しようと走っていた時のペースが良くなかった。(ピエール・)ガスリー(アルピーヌ)から3.9秒遅れでコース復帰し、6周かけてDRS圏内(1秒以内)に入った。しかしその間、フェルスタッペンより1周1秒も遅かった。レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ツノダがペースに苦戦していたと指摘した」

 ミッチェル=マルム記者は、角田が1周のペースを改善できた点で進歩を認めた一方、レースペースと、タイヤの「タレ」への懸念は依然として拭えないと現状を評価し、この状況を「少し奇妙だ」と綴った。

「レッドブルの歴史を振り返ると、正反対の展開、つまりフェルスタッペンに対しチームメイトは1周の速さで苦戦し、燃料を多く積んだマシンでは安定してその差が縮まってきた」

 次戦ハンガリーGPの舞台ハンガロリンクはオーバーテイクが困難で、予選での獲得グリッドの重要性が高いため、現状の角田の傾向が良い方向に転ぶ可能性がある。ただ、ミッチェル=マルム記者は、予選での一発の速さに加えて、決勝でも好走できると証明できれば、来季以降のシート確保が近づくと示唆し、日本人ドライバーのさらなるマシンへの適応を求めた。

構成●THE DIGEST編集部

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