F1第13戦のベルギー・グランプリで、レッドブルの角田裕毅は13位でチェッカーフラッグを受ける結果となった。同チーム昇格後ではベストとなる7番グリッドから決勝をスタートし、6戦ぶりの入賞が期待されたものの、ピットインのタイミングの遅れによって順位を落としてしまった。
【動画】「どうだ、角田!」めまぐるしい順位変動、ベルギーGP予選Q3でのラストアタック
長いスタートディレイの後、レースはインターミディエイトタイヤを装着して始まった。12周目にピットインするかどうかを訊いた角田に対し、チームスタッフの回答が遅れた。慌てて「ボックス、ボックス」と指示した際には、すでにカーナンバー22はレーンの入口を通過。日本人ドライバーは余分にウェットタイヤで1周回を強いられることに。「乾いているって言ったじゃないか!」と無線でFワードをまじえて怒りを爆発させたことが明らかになっている。
この件に対し、この週末からクリスチャン・ホーナーに代わってレッドブルを率いたローラン・メキース新代表は次のように、反省と角田への謝意を示した。
「これは我々のミスだ。マックス(・フェルスタッペン)と同じラップに、ユウキをピットインさせたかった。全てが準備され、クルーも出動し、両車を迎える準備は整っていたが、ユウキを呼び出すのだけが遅すぎた。この1ラップが大きな違いを生み、彼はポイント争いから脱落。(最終的にも)3~4つはポジションを失う」
このように、角田にとっても、チームにとっても悔いが残す結末となったが、一方で予選での彼のパフォーマンスは、今後に大きな希望を与えるものとなった。当初は角田に対して導入が見送られるはずだった新型フロアが、予選前に急遽、彼の「RB21」にも装着されたことでフィーリングが向上した結果、これまで苦戦続きだったQ2を、余裕をもって突破し、最終ラウンドでも満足のいく結果を残したのである。
英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、1周が長いスパ・フランコルシャンのコースで、フェルスタッペンに0.381秒差に迫ったことを評価し、これが2018年のダニエル・リカルド(0.405秒差)以来の僅差だったことを伝えて、「これこそ、レッドブルが角田に期待している“輝き”であり、これがもっと頻繁に起こり、そして結果に結びつく必要がある」と指摘する。
【動画】「どうだ、角田!」めまぐるしい順位変動、ベルギーGP予選Q3でのラストアタック
長いスタートディレイの後、レースはインターミディエイトタイヤを装着して始まった。12周目にピットインするかどうかを訊いた角田に対し、チームスタッフの回答が遅れた。慌てて「ボックス、ボックス」と指示した際には、すでにカーナンバー22はレーンの入口を通過。日本人ドライバーは余分にウェットタイヤで1周回を強いられることに。「乾いているって言ったじゃないか!」と無線でFワードをまじえて怒りを爆発させたことが明らかになっている。
この件に対し、この週末からクリスチャン・ホーナーに代わってレッドブルを率いたローラン・メキース新代表は次のように、反省と角田への謝意を示した。
「これは我々のミスだ。マックス(・フェルスタッペン)と同じラップに、ユウキをピットインさせたかった。全てが準備され、クルーも出動し、両車を迎える準備は整っていたが、ユウキを呼び出すのだけが遅すぎた。この1ラップが大きな違いを生み、彼はポイント争いから脱落。(最終的にも)3~4つはポジションを失う」
このように、角田にとっても、チームにとっても悔いが残す結末となったが、一方で予選での彼のパフォーマンスは、今後に大きな希望を与えるものとなった。当初は角田に対して導入が見送られるはずだった新型フロアが、予選前に急遽、彼の「RB21」にも装着されたことでフィーリングが向上した結果、これまで苦戦続きだったQ2を、余裕をもって突破し、最終ラウンドでも満足のいく結果を残したのである。
英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』は、1周が長いスパ・フランコルシャンのコースで、フェルスタッペンに0.381秒差に迫ったことを評価し、これが2018年のダニエル・リカルド(0.405秒差)以来の僅差だったことを伝えて、「これこそ、レッドブルが角田に期待している“輝き”であり、これがもっと頻繁に起こり、そして結果に結びつく必要がある」と指摘する。