自身初のF1ワールドチャンピオンを目指すランド・ノリス（マクラーレン）は、チームメイトのオスカー・ピアストリとのタイトル争いが激しくなるなかでも、関係が悪化することはないと明言した。英メディア『Daily Mail』が報じている。
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　現在、ドライバーズランキングでは２位につけるノリス。１位のピアストリに16ポイント差で遅れを取っているが、サマーブレイク前最後のレースとなる日曜日のハンガリーGP決勝を前に「これまで異例なほどに調和のとれた関係を築いてきたが、今後攻撃性を高めるつもりか」と尋ねられると、ノリスは冗談交じりにこう語ったという。

「200年後にはみんな死んでしまうだろうし、その頃には誰も気にしていないよ。僕はただ、F1で楽しい時間を過ごしたいんだ」

　とはいえ、勝利への執念は決して薄れていない。「今でも気にしているよ。時々すごく落ち込んで、自分に腹を立てるんだ」と本音を漏らしたノリスは、「それが勝利をどれだけ切望しているかを示している。しかし、その気持ちをオスカーにぶつける必要はない。僕はそういった威圧的なやり方はしない」と話したという。
  「もし彼に勝てなければ、勝てないということ。自分にとって最善だと思う方法でやるだけ。他の人が違うやり方をしていても、それに従う必要はない」

　金曜日のフリー走行では、ノリスが両セッションで最速タイムを記録しており、今週末の好調ぶりを裏付けている。はたして決勝ではどのような戦いが繰り広げられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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