F1レッドブルの角田裕毅は現地８月１日から始まるハンガリーGPを前に記者団の取材に対応。今季途中に移籍してきた自身と、レッドブルでの10シーズン目を送るチームメイトのマックス・フェルスタッペンを現時点で比較するのは「公平ではない」と主張した。

【画像】モデルや女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“妻や恋人たち”に注目！ 　英専門メディア『AUTOSPORT』によると、角田はフェルスタッペンがコンスタントにパフォーマンスを発揮している点について、「簡単にはできない。でも、彼（フェルスタッペン）はとても簡単にやっているように見えるんだ」とドライビングを称賛。一方で以下のように現状を説明し、自身との比較が難しい理由を語った。

「でも同時に、（現時点で自身と）比較するのはフェアじゃないと思う。直接比べたくもない。彼（フェルスタッペン）は９年間もあのマシンに乗っているけど、僕はまだマシンに乗り込んだばかりだからね」

　また、角田が指摘したもう一つの要素はマシンの戦闘力の差だ。角田はエミリア・ロマーニャGPでのクラッシュ以降、性能で劣るマシンでのドライブを強いられており、フロントウイング等のパーツ、そしてベルギーGPで投入された新フロアさえもフェルスタッペン車に搭載されているものと同等ではなく、ベルギーGPの時点では「スペック的に１、２段階劣っている」（英専門メディア『The Race』より）状態だったと見られている。

『AUTOSPORT』は「同じマシンに乗ったとしても、フェルスタッペンに匹敵、あるいは打ち負かせると本気で期待できるドライバーがいるだろうか？　それはおそらく、最も困難な課題だろう」と悲観的に綴りながらも、角田の「全く同じマシンを手に入れられるかどうか見てみよう。その時までは直接比較できない」とのコメントを紹介。「同等のマシンが与えられれば、もっと接近できるという希望を捨てていない」と角田の闘志をポジティブに伝えた。

構成●THE DIGEST編集部

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