現地８月３日、女子プロゴルフの海外メジャー最終戦「AIG全英女子オープン」最終日がウェールズのロイヤル・ポースコールGC（6580ヤード、パー72）で行なわれ、山下美夢有が通算11アンダーで初優勝を飾った。この結果、日本勢が上位を独占する形となり、韓国メディアからも注目を集めている。

  　韓国の『文化日報』は「続く日本の快進撃…AIG オープンで１・２・４位を席巻」と題して詳しく報じた。同紙は、優勝した山下美夢有（通算11アンダー）に続き、２位タイに勝みなみ（同９アンダー）、４位タイに竹田麗央（同７アンダー）が入り、「最終結果は日本の完勝だ」と脱帽した。上位５名のうち日本国籍でない選手は、２位タイのチャーリー・ハル（イングランド）と韓国のキム・アリム（４位タイ）のみという状況を強調した。

　同紙は日本勢の勢いが今大会に留まらないことも指摘している。「日本の快進撃は単にこの大会だけではない。今年の５つのメジャー大会のうち日本人優勝者は２名だ。日本選手たちは昨年も２度のメジャー大会優勝を合作した」と報じ、継続的な活躍ぶりを分析した。

　特に山下については「予選通過首位の自尊心を誇示していた山下は、メジャー大会初優勝を飾り、今年のLPGAツアー新人賞争いでも竹田を追い抜いた」と高く評価。山下が新人賞ポイント300点、竹田が140点を追加し、累積ポイントで山下が990点、竹田が978点となり順位が逆転したことも詳細に伝えている。

　また韓国勢については、キム・アリムが２位から出発しながらも最終的に４位タイに終わり、優勝した山下とは４打差がついたと無念の報告。キム・セヨンとキム・ヒョジュがそれぞれ13位タイ（２アンダー）で続いたとしている。

　今回の日本勢上位独占は、アジア女子ゴルフ界における勢力図の変化を象徴する結果と言えるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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