カーナンバー22の苦戦は、古巣のボスにとって青天の霹靂だったようだ。
今季レーシングブルズで開幕を迎えた角田裕毅は、第３戦・日本GPにトップチームのレッドブルに移籍してからの12戦で獲得ポイントはわずか「７」、直近７戦は未入賞と厳しい週末が続いている。
ドライバーズ・ランキング上でレーシングブルズの両ドライバーにも遅れを取る角田を同チーム首脳陣はどのように見ているのか。レッドブルを率いるピーター・バイエルCEOが英専門メディア『PlanetF1』の独占インタビュー（現地８月14日）で心境を明かしている。
バイエル氏は角田の苦戦に驚いているかと問われると、「驚いてないと言ったら嘘になる」と率直にコメント。「ポテンシャル、パフォーマンス、考え方、そしてフィジカル面の強化も見てきた。ユウキはかつてないほど強くなっていたんだ」と話し、トップチーム昇格に十分な準備はできていたと振り返った。
レッドブル移籍後、角田とは深く話し合っていないと話すバイエル氏。不振の具体的な原因は「分からない」と前置きし、角田とレッドブルの現状について以下のように自らの考えを示した。
「ユウキには時間が必要だと思う。おそらく（レッドブルのマシンは）運転するのが非常に難しいと思うが、それは私たちの車とは特性が異なる。私たちのマシンははるかに寛容で、よりウィンドウ（性能を十分に発揮できる作動領域）が広いが、それほど速くはない。その違いだ」
角田は今シーズン末までの残留が首脳陣から明言されており、次戦は29日のオランダGPが控えている。勝負の後半戦、バイエルCEOに嬉しいサプライズを日本人ドライバーは届けることができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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バイエル氏は角田の苦戦に驚いているかと問われると、「驚いてないと言ったら嘘になる」と率直にコメント。「ポテンシャル、パフォーマンス、考え方、そしてフィジカル面の強化も見てきた。ユウキはかつてないほど強くなっていたんだ」と話し、トップチーム昇格に十分な準備はできていたと振り返った。
レッドブル移籍後、角田とは深く話し合っていないと話すバイエル氏。不振の具体的な原因は「分からない」と前置きし、角田とレッドブルの現状について以下のように自らの考えを示した。
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