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【F1】「レッドブルの終焉が近い」と英専門メディアが前半戦を酷評 「セカンドドライバーの確保に失敗し、マクラーレンの開発に追いつけていない」

THE DIGEST編集部

2025.08.19

レッドブル昇格後、厳しい週末が続いている角田。後半戦でどれだけ巻き返せるかがチームにとっても重要。(C)Getty Images

レッドブル昇格後、厳しい週末が続いている角田。後半戦でどれだけ巻き返せるかがチームにとっても重要。(C)Getty Images

 F1レッドブルは今季、コンストラクターズランキング4位と厳しいシーズンを送っている。このままの順位でシーズンを終えれば、マックス・フェルスタッペン在籍期間中では最低の成績だ。2021年から4年連続のドライバーズタイトル、2年連続のコンストラクターズタイトルを獲得した強豪の苦戦に、専門メディアは厳しい評価を下した。

 英メディア『THE RACE』は現地8月17日配信の「F12025年シーズンここまでの勝者と敗者」と題した記事でレッドブルを「敗者」に選出。「完全なるカオス」とチームを表現したうえで、次のように現状を酷評した。

「マックス・フェルスタッペンが時折見せる、眩いばかりの輝きはこのチームがいかに非の打ち所がなかったかを思い起こさせる。しかし、ユウキ・ツノダが見せる予選Q1敗退、あるいは影の薄いレースには、レッドブルの終焉は近いのだと改めて実感させられる。レッドブルはセカンドドライバーの確保に失敗し、マクラーレンの開発ペースにも追いつけていない」

 一方で同メディアは現状を作り出したのが、必ずしも角田のパフォーマンス不足ではないと示唆。「(第13戦ベルギーGPで予選7番手を獲得するなど)ツノダは改善の兆しを見せており、シーズン途中にスペックの低いマシンで戦ってきた点は、擁護できるだろう」と冷静に分析した。
 
 レッドブルは昨年、マシン開発を主導してきたエイドリアン・ニューウェイ氏やスポーティング・ディレクターだったジョナサン・ウィートリー氏ら長年チームをけん引してきた幹部スタッフらが退団。今季はついにチーム黎明期から指揮してきたクリスチャン・ホーナー氏が代表職を解任されるなどチームとして過渡期を迎えており、不安定な状況にある。

 とはいえ、レッドブルは昨季の前半戦終了時に数十ポイント差で首位に立っていたにもかかわらず、現在は首位マクラーレンと365ポイント差の4位。同メディアは「レッドブル信者にとっても、到底受け入れられない状況だ」とやはり王朝の凋落を印象付けた。

 今季中のトップ返り咲きは現実的ではないが、2位フェラーリについては66ポイント差と逆転の目は残されている。各ドライバーの伸びしろを考えると、角田のパフォーマンスが今季の上位争いの行方を左右する一つの要因になるのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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