バレーボール女子の世界選手権は9月7日までタイ・バンコクで行なわれ、日本は3位決定戦で世界ランク2位のブラジルに2-3(12-25、17-25、25-19、29-27、16-18)で敗れた。15年ぶりのメダル獲得はならなかったが、驚異的な粘り強さに開催国の観衆は熱狂した。
予選リーグを3戦全勝で首位通過した日本。特に同リーグ2戦目のウクライナ戦はセットカウント0-2から石川真佑が最多29得点、佐藤淑乃が24得点をマークする活躍で3セット連取して逆転勝ちを収めた。
決勝トーナメント1回戦は地元のタイと対戦。完全アウェーの雰囲気のなか、僅差の得点差でストレート撃破する。
準々決勝のオランダ戦は1-2と窮地に立たされながら、尻上がりに調子を上げてきた和田由紀子が躍動。両チーム最多27得点を挙げ、石川も26得点をマークする活躍で底力を発揮。会場から「ニッポン!」コールが沸き起こるほど、タイの熱狂的な応援を背に激闘を制しベスト4に進出した。
準決勝はトルコに惜敗。3位決定戦のブラジル戦は先に2セット連取されるピンチも23歳の佐藤が攻撃をけん引。準決勝の敗北に責任を感じ、大粒の涙を流したヒロインが悔しさを力に変える覚醒ぶりをみせ34得点と大爆発。フルセットゲームに持ち込み、前回の銀メダリストをあと一歩まで追い詰めた。
敵の心が折れるほど粘り強いバレーでタイのファンを虜にした日本。大会公式の『Volleyball World』アジア版は、ブラジル戦を終えた日本チームがファンと直接触れ合えるファンゾーンの様子を公開。熱狂的なファンが「ワーダ!ワーダ!」「サトウ・ヨシノー!」と名前を連呼してサインを求めた。
タイのファンに丁寧にペンを走らせ、笑顔をみせる日本選手に同メディアは「日本にとって最後のファンゾーンだ。結果は彼女らが望むものではなかったが、それでもファンは日本女子チームを愛情と応援で包み込んだ」と綴り、「日本の皆さん、お疲れ様でした」と日本語で労いのメッセージを送った。
異国で絶大な人気だった日本女子バレー。2010年大会以来のメダル奪還は叶わなかったが、28年ロス五輪でのメダル獲得に向けチームは確かな成長を得たはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】サインを求めるファンの異常な熱気…異国で絶大人気な日本女子バレー
【記事】日本女子バレー、最多34得点の佐藤淑乃が号泣→敗戦直後の“国境越えた友情”が脚光【世界バレー】
予選リーグを3戦全勝で首位通過した日本。特に同リーグ2戦目のウクライナ戦はセットカウント0-2から石川真佑が最多29得点、佐藤淑乃が24得点をマークする活躍で3セット連取して逆転勝ちを収めた。
決勝トーナメント1回戦は地元のタイと対戦。完全アウェーの雰囲気のなか、僅差の得点差でストレート撃破する。
準々決勝のオランダ戦は1-2と窮地に立たされながら、尻上がりに調子を上げてきた和田由紀子が躍動。両チーム最多27得点を挙げ、石川も26得点をマークする活躍で底力を発揮。会場から「ニッポン!」コールが沸き起こるほど、タイの熱狂的な応援を背に激闘を制しベスト4に進出した。
準決勝はトルコに惜敗。3位決定戦のブラジル戦は先に2セット連取されるピンチも23歳の佐藤が攻撃をけん引。準決勝の敗北に責任を感じ、大粒の涙を流したヒロインが悔しさを力に変える覚醒ぶりをみせ34得点と大爆発。フルセットゲームに持ち込み、前回の銀メダリストをあと一歩まで追い詰めた。
敵の心が折れるほど粘り強いバレーでタイのファンを虜にした日本。大会公式の『Volleyball World』アジア版は、ブラジル戦を終えた日本チームがファンと直接触れ合えるファンゾーンの様子を公開。熱狂的なファンが「ワーダ!ワーダ!」「サトウ・ヨシノー!」と名前を連呼してサインを求めた。
タイのファンに丁寧にペンを走らせ、笑顔をみせる日本選手に同メディアは「日本にとって最後のファンゾーンだ。結果は彼女らが望むものではなかったが、それでもファンは日本女子チームを愛情と応援で包み込んだ」と綴り、「日本の皆さん、お疲れ様でした」と日本語で労いのメッセージを送った。
異国で絶大な人気だった日本女子バレー。2010年大会以来のメダル奪還は叶わなかったが、28年ロス五輪でのメダル獲得に向けチームは確かな成長を得たはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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