ミラノ・コルティナ五輪最終予選（12月６日～19日、カナダ・ケロウナ）の出場権をかけた日本代表決定戦が９月11日、稚内市みどりスポーツパークで開幕。予選の初戦では、2022年北京五輪で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレと、今年２月の日本選手権で優勝したフォルティウスが激突し、前者が延長戦を９-７で制して白星スタートとした。

　試合は序盤から一進一退の攻防が続いた。第２エンドでフォルティウスがスチールで先制すれば、１-１で迎えた第４エンドでは、逆にロコ・ソラーレがスチールで２点を奪取。前半の５エンドは３-２のロコ・ソラーレのリードで終えた。
  　後半開始の第６エンドはフォルティウスがスチールで１点を返し同点に追いつく。そして第７エンド、ロコ・ソラーレが藤澤五月の最終投で相手の石を弾き飛ばし２点を追加すると、第８エンドではフォルティウスの吉村紗也香がラストショットを確実に円中心に置いて２点を返し、５-５の同点のまま勝負は終盤戦へ。

　第９エンド、フォルティウスは吉村がガードの石に当てて相手のナンバー１を弾きだそうと試みるも、このショットは決まらず。後攻のロコ・ソラーレが２点を奪取。しかし第10エンドでは、フォルティウスが２点を奪い返し７-７の同点となり、試合はエキストラエンドへもつれ込む。

　そして第11エンドでは後攻のロコ・ソラーレが、スキップ藤澤のスーパーショットで２点を奪い、勝負を決めた。

構成●THE DIGEST編集部

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