ミラノ・コルティナ五輪最終予選（12月６日～19日、カナダ・ケロウナ）の出場権をかけた日本代表決定戦が９月11日、稚内市みどりスポーツパークで開幕。予選の初戦では、2022年北京五輪で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレが、フォルティウスとの延長戦の激闘を９-７で制して白星発進を決めた。

　試合は10エンドで決着がつかず、エキストラエンドに突入する大接戦。最後もスキップ同士が難しいショットを決め合うハイレベルな展開となった。
 
　試合後、ロコ・ソラーレのスキップ・藤澤五月は笑顔で、「エキサイティングな試合でした。緊張しました」と第一声。最後のダブルテイクアウトを決めたシーンには「相手の吉村（紗也香）選手のラストショットも同じようにプレッシャーのかかるショットだったが、それもしっかり決めてきて、本当にお互いにいいショットが多い試合になったかなと思う」と振り返り、相手の健闘も称えた。

　緊張感のある初戦の戦いには「苦しい展開ももちろんあったが、しっかりそこを我慢しきって、２点取れるところでしっかり取り切る部分ができたし、相手に２点取られてしまうこともあったが、そこでしっかり気持ちを切らさずに集中できたのが良かった」と接戦の勝利を喜んだ。

　さらに今後の戦いに向けては、「この展開になると試合のオンオフをしっかりチームで切り替えて集中すべきところを集中する、休むべきところをしっかり休むというのが一番大事になる」として、午後に行なわれるSC軽井沢クラブとの予選第２戦を見据えた。

構成●THE DIGEST編集部

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