9月14日、東京世界陸上2日目は女子マラソンが行なわれ、初出場の小林香菜が日本人最上位となる2時間28分50秒の7位に入賞した。金メダルは東京五輪金メダルのペレス・ジェプチルチル(ケニア)が2時間24分43秒で制し、初めて世界女王に輝いた。
スタート前の気温は28度、湿度82%と蒸し暑さを肌で感じるなか号砲が鳴った。
序盤は小林が積極的に先頭集団につき、スザンナ・サリバンをトップに2番手がジェシカ・マクレイン(ともに米国)と小林が5秒差でピッタリ付いていく。
秋葉原付近(23.1キロ)まで3、4番手をキープしていた小林だが、25キロ手前からレースが動き始める。5番手集団につけていたエチオピア勢らが一気にペースアップし、前を走っていた小林を抜き去った。25キロ通過では昨年のパリ五輪銀メダリストのティギスト・アセファ(エチオピア)がトップと36秒差の3番手に浮上した。
中盤過ぎの30キロでは小林は11番手まで後退。アセファが先頭に立ち、五輪女王のジェプチルチル(ケニア)、18秒差でマグダリン・マサイ(ケニア)、ステラ・チェサン(ウガンダ)ら強豪が続く。
35キロで小林がマクレインを抜き去り、入賞圏内の8位に浮上する。口を開けて少し苦しい表情をみせるも力強い走りでゴールの国立競技場を目指す。一方、トップ争いはアセファとジェプチルチルが並走。3位のチェサンに1分39秒差をつけ、完全に両者の一騎打ちとなる。
飯田橋付近で4位だったマサイ(ケニア)にアクシデントが発生し脱落。小林は40キロ手前でひとり抜き7位にまで順位を上げ、そのまま国立競技場まで駆け抜けた。
優勝争いはトラック勝負までもつれるデットヒートに。アセファとジェプチルチルが互いにスパートをかけたが最終4角でジェプチルチルがギアをもう一段階上げてアセファを突き放し、ゴールテープを切った。
大学時代は早大の「早稲田ホノルルマラソン完走会」に所属していた小林。異例の経歴の持ち主は初の日本代表で価値ある入賞を掴んだ。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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スタート前の気温は28度、湿度82%と蒸し暑さを肌で感じるなか号砲が鳴った。
序盤は小林が積極的に先頭集団につき、スザンナ・サリバンをトップに2番手がジェシカ・マクレイン(ともに米国)と小林が5秒差でピッタリ付いていく。
秋葉原付近(23.1キロ)まで3、4番手をキープしていた小林だが、25キロ手前からレースが動き始める。5番手集団につけていたエチオピア勢らが一気にペースアップし、前を走っていた小林を抜き去った。25キロ通過では昨年のパリ五輪銀メダリストのティギスト・アセファ(エチオピア)がトップと36秒差の3番手に浮上した。
中盤過ぎの30キロでは小林は11番手まで後退。アセファが先頭に立ち、五輪女王のジェプチルチル(ケニア)、18秒差でマグダリン・マサイ(ケニア)、ステラ・チェサン(ウガンダ)ら強豪が続く。
35キロで小林がマクレインを抜き去り、入賞圏内の8位に浮上する。口を開けて少し苦しい表情をみせるも力強い走りでゴールの国立競技場を目指す。一方、トップ争いはアセファとジェプチルチルが並走。3位のチェサンに1分39秒差をつけ、完全に両者の一騎打ちとなる。
飯田橋付近で4位だったマサイ(ケニア)にアクシデントが発生し脱落。小林は40キロ手前でひとり抜き7位にまで順位を上げ、そのまま国立競技場まで駆け抜けた。
優勝争いはトラック勝負までもつれるデットヒートに。アセファとジェプチルチルが互いにスパートをかけたが最終4角でジェプチルチルがギアをもう一段階上げてアセファを突き放し、ゴールテープを切った。
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