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陸上

女子100mH予選直後、取材ゾーンで起きた日本女子ハードラーの熱い抱擁「他にも切磋琢磨してきた人たちが…」【世界陸上】

THE DIGEST編集部

2025.09.14

福部(左)と中島(右)は準決勝進出を決めた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

福部(左)と中島(右)は準決勝進出を決めた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 9月14日、東京世界陸上は女子100メートル障害予選が行なわれ、初代表の中島ひとみが12秒88の6組5着で15日の準決勝に進んだ。日本記録保持者で同学年の福部真子も一緒に準決勝進出。レース後の取材ゾーンでは同学年の2人が熱い抱擁をかわした。
 
 パリ五輪代表の福部は12秒92の5組4着。レース直後に受けたテレビインタビューで準決勝進出を知らされると、「えっ!? 本当ですか!やったー!」と喜びを爆発した。

 一方、最終6組で登場した中島は後半にスピードが伸び、僅差の3着争いで準決勝にすべり込んだ。ゴール後は電光掲示板に予選通過を示す「Q」マークが表示されると、口を手で覆い、喜びを噛みしめた。初の日の丸を背負い、緊張もピークだったというが堂々とした走りで世界トップハードラーと張り合った。
 
 レース後、先に取材ゾーンで多くの報道陣から質問を終えた福部は遅れてやってきた中島の姿を見つけると「良かった~」と抱き合った。しばらく互いの健闘を労い、一緒に準決勝に進めたことを自分のことのように喜んだ。

 少し涙を浮かべた中島は「やっぱりここに至るまでは私たち3人(※田中佑美は予選敗退)で走っているだけじゃないので、他にも切磋琢磨してきたハードラーたちがいるので。その人たちの思いをというのはおこがましいかもしれないんですけど、日本のハードラーっていうのを少しでも長く見せていきたい」と、自国開催の大舞台に立てたことの重みを振り返りつつ、さらにその先の戦いも見据えた。

 まずは15日の準決勝突破がターゲットだ。「ここに至るまですごく長かったです。このユニホームの姿をたくさんの方に見せられたことを本当に幸せに思います。日本記録を目指して走るだけなので、準決勝は当たって砕けろでいきます」と言葉に力を込めて意気込んだ。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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