9月13日に開幕した東京世界陸上2025。開催2日目の午前セッションで行なわれた女子マラソンでは、24歳で初出場の小林香菜(大塚製薬)が日本勢最高位の7位(2時間28分50秒)と入賞を果たした。世界陸上の日本勢としては、2019年ドーハ大会での7位・谷本観月以来、3大会ぶりの快挙となった。
一時は11位まで順位を落とすも、諦めることなく激走。粘り強い走りで徐々に順位を上げ、7位でフィニッシュ。観衆の声援にも支えられた小林は笑顔を見せた。
レース後のインタビューで、小林はレース前の心境を告白。「代表に選んでいただいた時から信じられない思いで、正直、練習がきつすぎて、合宿が終わった時が一番嬉しくて、試合はどうなってもいいと思っていました」。しかし本番が近づくと、周りの応援もあり、「頑張るしかない」と腹を括ったという。
「いざ、本番が近づくと、信じられない数の方たちが応援してくださって。コースは自分が大学時代、多分走った中で誰よりも知っていて、本当にたくさんの方が声をかけてくださったので、これは頑張るしかないと思いました」
レースは過酷だった。それでも小林は自分のペースを乱さず走った。
「必死に、必死に。ケニア勢が後半くると思ったので、自分のペースで前半から進めて、なんとか、なんとか、(入賞圏内の)8位に絶対入ろうと考えて粘りました。自分が尊敬していた先輩方が世界の舞台では歯も立たない様子を見てきたので、自分も絶対にコテンパンにされる。『嫌だ、嫌だ』と思っていましたが、練習を信じて頑張りました」
初出場で7位、しかも“サークル(早稲大のマラソン同好会)→実業団”経由で成し遂げた文字通りの快挙だ。この激動の1年を、小林は次のように振り返った。
「正直、楽しいことよりも辛いことが多かったです。長く競技をやるのはもういいかなと思うくらい辛い1年でした」
最高の笑顔と、最高の涙を見せてくれた小林。
「ここまで頑張って本当に良かったです。ここまでできたのは家族、友人、コーチとか支えてくれた皆さんのおかげです。その思いが溢れている涙です」
サークル出身のシンデレラガールが「コテンパンにされる」という恐怖に打ち勝ち、努力と粘りで手にした7位入賞だった。その走りに多くの方が涙したはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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一時は11位まで順位を落とすも、諦めることなく激走。粘り強い走りで徐々に順位を上げ、7位でフィニッシュ。観衆の声援にも支えられた小林は笑顔を見せた。
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「いざ、本番が近づくと、信じられない数の方たちが応援してくださって。コースは自分が大学時代、多分走った中で誰よりも知っていて、本当にたくさんの方が声をかけてくださったので、これは頑張るしかないと思いました」
レースは過酷だった。それでも小林は自分のペースを乱さず走った。
「必死に、必死に。ケニア勢が後半くると思ったので、自分のペースで前半から進めて、なんとか、なんとか、(入賞圏内の)8位に絶対入ろうと考えて粘りました。自分が尊敬していた先輩方が世界の舞台では歯も立たない様子を見てきたので、自分も絶対にコテンパンにされる。『嫌だ、嫌だ』と思っていましたが、練習を信じて頑張りました」
初出場で7位、しかも“サークル(早稲大のマラソン同好会)→実業団”経由で成し遂げた文字通りの快挙だ。この激動の1年を、小林は次のように振り返った。
「正直、楽しいことよりも辛いことが多かったです。長く競技をやるのはもういいかなと思うくらい辛い1年でした」
最高の笑顔と、最高の涙を見せてくれた小林。
「ここまで頑張って本当に良かったです。ここまでできたのは家族、友人、コーチとか支えてくれた皆さんのおかげです。その思いが溢れている涙です」
サークル出身のシンデレラガールが「コテンパンにされる」という恐怖に打ち勝ち、努力と粘りで手にした7位入賞だった。その走りに多くの方が涙したはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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