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陸上界の“鳥人”デュプランティスが人類史上初6m30! 異次元の“14度目”世界記録更新に国立は総立ち熱狂【世界陸上】

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.09.15

棒高跳のデュプランティス。自身が持つ世界記録を塗り替えて感情を爆発させた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

棒高跳のデュプランティス。自身が持つ世界記録を塗り替えて感情を爆発させた。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 人類史上初の驚愕レコードが生まれた。

 9月15日、東京世界陸上3日目は男子の棒高跳決勝が行なわれ、2大会連続五輪金メダルのアルマント・デュプランティス(スウェーデン)が6メートル30の世界新記録を樹立。自身が持つ記録を塗り替え、通算14度目となる世界記録更新で3連覇の偉業に華を添えた。

 陸上界を代表する“鳥人”が超満員の国立競技場を熱狂に渦に包んだ。デュプランティスは1本目となる5メートル55を軽々とクリア。75をパスした2回目で85、5回目で95を楽々と越え余裕のある跳躍をみせ続ける。

 パリ五輪銅メダルのエマノイル・カラリス(ギリシャ)が6メートルの大台をクリア。しかし鳥人は力を誇示するかのようにその記録に並ぶと、同15も越えていく。カラリスが6メートル15をクリアできず3連覇が確定したが、デュプランティスの本番はここから。自己ベスト更新を狙い、バーの高さをターゲットの「6メートル30」に申告する。
 
 2回失敗し、迎えた最終試技。国立の観衆が固唾を飲んで見守るなか、勢い良く加速をつけた助走から大きくしなったポールの反発力を使ってフワっと浮かぶと、バーをギリギリでクリア。前人未到となる6メートル30を成功すると、地鳴りのような歓声。人類史上初のレコードを叩き出すと鳥人は雄叫びを上げ、コーチ陣と抱擁。スタンドで見守った婚約者と熱い口づけをした。

 4年前、無観客だった東京五輪で惜しくも達成できなかった世界記録を、今回は満員に膨れ上がった国立競技場で見事に成し遂げた。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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